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今週(8月3~7日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で619円94銭上昇し(率にして2.9%の上昇)、2万2329円94銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。
日経平均株価が前週末の31日(金)まで6日続落したことで、重苦しいムードが漂いましたが、同日の米国株が上昇。アップル株が上場来高値を更新したことなどを受けて雰囲気が一変。週初の3日(月)は日経平均株価が前週末比485円の大幅高となり、4日(火)も前日比378円高と大幅に続伸しました。
ただ、5日(水)以降は短期的な過熱を警戒した向きの利益確定売りが優勢となり、小幅ながら3日続落して取引を終えました。
米国株は堅調に推移していますが、日本株は今週回復したものの、反発力はやや弱い印象です。
ただ、今週は20年4~6月期が好調だったゲーム株など「巣ごもり需要」関連銘柄が買いを集めました。
米国株が強いのは、7月末の米連邦公開市場員会(FOMC)で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が次回9月のFOMCでの追加緩和の可能性を示唆したなどにより、長期金利が低下傾向にあることと、新型コロナウイルスのワクチン開発の成功、それに伴う景気回復期待が背景にあるものと思います。
ワクチン開発では、米国と中国が先行しているとされますが、特に米国企業がいち早く開発に成功すれば、主要国の株価は急騰すると見込まれます。開発成功時期はいつになるのか予想は難しいのですが、それに備えることも重要かと思います。
(水島寒月)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)