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初心者でも失敗しない資産運用6つのポイント
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初心者でも失敗しない資産運用6つのポイント

2021-03-28 13:10



     今日(3月24日)の夜は、弊社で顧客向けに

    「初心者でも失敗しない資産運用」

    のセミナーを開催する予定です。

     今回は、その内容についてご紹介したいと思います


    1)「長期」「分散」が大事

     資産運用は「長期」で取り組み、投資対象を「分散」させることが失敗しないためには重要です。

     もしも、あなたが資産運用で上手くいっていないと感じるのであれば、「長期」視点と「分散」が足りていないのだと思います。

     実際に過去のデータでも20年程度の期間で、しっかりと国内外の「株式」「債券」に分散投資をしていればマイナスになることはないです。


    2)株式の上昇メカニズムを理解する

     「長期」で資産運用をすると、失敗が少なくなるのは、長期で株式を保有していれば株式の価値があがっていくという株式の特徴に起因します。

     一番シンプルに伝えると、株式の価値はその企業の貸借対照表での純資産額部分の価値になりますので、年間を通じて損益がプラスであれば、純資産額は年々増加する仕組みになっています。

     その意味で、株式会社は黒字での経営が続いていけば、その会社の株式価値は増価していく事になります。


    3)アクティブ(個別銘柄選定)よりもインデックス(指数運用)で

     弊社では、ローコストのインデックスファンドやETFでの運用を推奨しています。

     その理由は

    「長期的な運用でインデックスファンドに勝てるアクティブファンドはごく少数である」

    という事にあります。

     日本でも米国でも調査結果によると、10年~20年の運用成績を見た場合に、インデックスファンドに勝っているアクティブファンドは全体の10%程度しかありません。

     時間がたてばたつほど、インデックスファンドに勝つことは困難になっていく中で、資産運用は「長期」に取り組む必要があります。

     結果として、インデックスファンドを長期で保有することが失敗しない戦略になります。


    4)過去の実績はあまり役に立たない

     でも、過去5年~10年の実績をみると、インデックスに勝っているファンドはあるじゃないか、という質問もいただいたりします。

     しかし、こちらも米国の調査によると、モーニングスターの評価(5つ星~1つ星まである)で高評価を得ているファンド(過去の実績などから)とその後の運用成果については何の関係もないことが明らかになっています。

     つまり、5つ星の評価を得たファンドでも、1つ星の評価を得たファンドでも、その後の運用成果を追っていくと全く差が出ていないという結論になっています。

     なので、この意味でも、良いと考えられるアクティブファンドを選ぶのは本当に困難なものなのです。


    5)市場に居続ける

     米国の運用会社ヴァンガード社のレポートに下記のような報告がありました。

     2000年から2019年まで、スタンダード&プアーズ500インデックスは、年複利成長率6.1%でした。
     しかし、その期間の最高の10日間を除外すると、インデックスの複合年間収益率は2.4%になります。
     最高の25日を除くと、年平均成長率は1.0%でした

     この通り、いくら株式が「長期」で良いパフォーマンスをあげているとはいえ、その貢献度が大きいのは19年間のうちのわずか25日程度のパフォーマンス絶好調の日によることがわかります。

     売買のタイミングをはかりたい、という気持ちは理解できるのですが、タイミングを計ろうとすることでこの良好なパフォーマンス日を取り逃すことで、パフォーマンスを発揮できない可能性の方が高いと考えています。

     なので「市場に居続ける」ことが大事なのです。


    6)アドバイザーを利用する

     こちらもヴァンガードのレポートで

     個人投資家でアドバイザーを利用している人と自分自身で運用している人とのパフォーマンスに年率3%程度の差が生じているというものがあります。

     その差は具体的には、

    a)行動に対するコーチング(安い時に売らない、高い時に買わない)1.5%
    b)アセットロケーション(iDeCoやNISAなど税制優遇の利用方法)0~0.75%
    c)お金の引き出し方0~0.7%
    d)コストの安いファンドの利用0.45%
    e)リバランス0.35%

    価値の合計 約3%の差

    のようです。

     ここでも、やはりa)のような市場に出たり入ったりのコーチングが一番の差のようです。

     自分の意志で自分自身をコントロールできる人は、それほど多くないはずです。


     以上6つのポイントを気を付ける事ができれば、資産運用で失敗するようなことは無くなるはずです。


    株式会社マネーライフプランニング
    代表取締役 小屋 洋一


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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