今週(8月23~27日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で627円89銭上昇し(率にして0.32%の上昇)、2万7641円14銭で取引を終えました。2週ぶりの上昇です。

 前週末の大幅な下落を受け、今週は週初から幅広い銘柄に自律反発狙いの買いが入り、23日(月)は日経平均株価が前週末比480円高と大幅に反発して始まりました。前週末に、米国株がハイテク株中心に反発したことも好感されました。
 続く24日(火)も前日比237円高と上昇。その後は小幅な一進一退となり、週末27日(金)は、同日の米国ジャクソン会議でのFRBパウエル議長の講演を控えて同101円安となりました。


 相変わらず、日本株の上値は重いのですが、日経平均株で2万7000円台前半になりますと広範囲な押し目買いが入ることが今回も確認されました。

 先週も述べましたが、「短期的には、上値の重い展開が続きますが、電機・精密、自動車、機械の加工型製造業の押し目買いの好機」との見方を踏襲したいと思います。


 今後、FRBのテーパリングの日程が明らかになり、米国のインフラ投資法案が可決になる、日本国内でも衆院選に向け、大型経済対策の発動が視野に入るものとみられます。
 2月高値の信用期日も通過し、日本株は徐々に上値を追う態勢を整えるものと考えます。

 ちなみに、1990年以降の衆院選は10回ですが、解散日から投票日直前の営業日までの日経平均の騰落率をみますと、9勝1敗、すなわち、10回中9回は上昇しています。


(水島寒月)


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