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全体相場の調整で特に下げが目立っているのはファーストリテイリング(9983)とソフトバンクグループ(9984)の2社。
ファーストリテイリングはロシアの一時停止とウクライナ情勢の緊迫化もあり、5万8070円と1月安値5万8410円を下回った。2月既存店が86%(期初累計で91%)と低迷していることも嫌気されている。世界市場での活躍企業がウクライナ情勢の混迷で影響を受けていることで株価の低迷が顕著となっている。
現在の株式市場には弱気の声があふれている。
とりわけ人気の銘柄が下値模索中となっているため弱気になりがちだ。
その中でもファーストリテイリング(9983)柳井社長と親しい関係にある孫社長率いるソフトバンクGも強烈な下げに見舞われている。
同社株は昨年3月の高値10695円から先週の安値4424円まで58.6%の下落を見せており、下値模索が続く。
その主な背景は保有するアリババ株の株価が86ドル台で相変わらず下げ止まる気配がなく推移していることに尽きる。
現在、同社は上限2.5億株、同1兆円の自己株買いを11月8日まで実施中で2月は平均5140円で899万株を買い付けした。
既に昨年11月から3755万4600株を2032億円余りで買い付けたが、残りは8カ月間で2億1244万株余り。7968億円分の枠(平均買い単価3773円)がある。
時価総額は既に7.7兆円にまで低下しているがこれから10%程度を更に買っていくことになる。果たして今後の展開はどうなるだろうか・・・。
(炎)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)