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 今週(3月22~25日)の東京株式市場は、3連休の後の4日間の立会いでしたが、日経平均株価は週間で1322円41銭上昇し(率にして4.93%の上昇)、2万8149円84銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。

 米国のトリプルウィッチング(18日)を通過し、FOMC(15~16日)もほぼ予想通りの結果となったことで、ウクライナ情勢を懸念しつつも、株式市場にはある種の安心感が漂っています。
 3月期末を控えた配当取りや配当再投資の動きもみられるなど、季節的に株式需給が好転する時期でもあり、日経平均株価は4日連騰。前週から通算して9日続伸して取引を終えました。
 中央銀行の金融政策のスタンスの違いを反映し、日米の金利差が拡大したことで、外為相場で円安ドル高が進行したこともあり、自動車、電機・精密、機械など輸出関連セクターの株価が戻したことも目に付きました。
 日経平均株価は23日に、1月18日以来およそ2カ月ぶりに2万8000円台を回復しました。


 来週も趨勢として円安・株高傾向が続くものと予想します。
 4月1日(金)に発表される米国の3月の雇用統計が予想を上回る結果になるようであれば、この動きに拍車がかかる可能性もあります。

 ただ、日経平均株価は2週間で3000円近く戻しています。豪州原料炭が600ドル/トン超の水準に急騰するなど、企業にとっての原材料コストの上昇も懸念されるところです。

 引き続き長期的視点から、業績面で注目出来る業種、個別銘柄を選別したいと考えます。


(水島寒月)


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