アドヴァングループ（７４６３）とその創業者のこと

　住宅やビル建築に欠かせない意匠性の高い石材やタイル、高級キッチンなどの有力総合メーカーであるアドヴァングループについて皆さんはご存知だろうか。

　テレビ東京のアド街ック天国のスポンサー企業の一つでもある同社は今から４７年前となる１９７５年３月に設立された。創業オーナーである山形会長と筆者は１９９５年１０月の上場以来２７年間も交流してきた。
　しばらく疎遠にしていた時期もあったが直近になってまた頻繁に交流するようになった。

　同社の売上高経常利益率は３０％から４０％もあり極めて高収益な企業であると言える。２０２０年３月期に業績は一旦ピークを打ちその後はやや停滞気味で、どちらかと言うと業績は安定しているものの毎期増収増益を重ねる成長企業とは異なり、バリュー価値で評価すべき企業なのかも知れません。

　その企業価値を象徴するのは同社が誇る茨城県坂東市にある岩井物流センターとショールームを併設した原宿本社。ファッション系の店舗が立ち並ぶ一等地に本社を構える同社はその含み資産だけでも膨大なものがある。
　岩井物流センターも過去約６００億円もの資金を投入してきたとの自慢の施設で海外から輸入した資材をここに運び加工を施してオーダーされたクライアントに配送する拠点である。


　こうした設備の価値だけでも凄いのだがそれに対してこのところの株価の下落で時価総額はまだ３２０億円前後に留まっている。

　創業者の山形会長は今年７９歳になられるが極めてアグレッシブな活動をされている。詳しい話は筆者の有料メルマガに譲るが個人投資家の皆さんにもとてもポジティブな話をして頂けるだろう。
　株価の調整が続く中で創業オーナーの話を聞けるチャンスを億の近道の読者の皆さんにもいずれ提供したいと思っている。

　８００円前後で推移するアドヴァングループ（７４６３）株の動向に注目したい。

　そういえば本社ショールームは増設工事している最中でまだまだ成長意欲は旺盛だ。


（炎）


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