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日本の資源を見直そう
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日本の資源を見直そう

2022-08-24 19:51
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     日本を再び偉大な国にしよう!! Make Japan Great Again!!

    トランプ大統領が Make America Great Again 米国を再び偉大な国にしようと呼びかけたのと同様に日本にまた誇りを取り戻すことは株式市場にとっても重要な視点です。

     日本国には2600年以上にも及ぶ国家の歴史があり、世界最古の国家とも言うべき世界でも類稀な存在である点を見直してみると自信を無くしてきた投資家にパワーが戻ってきそうです。そもそも隣国の急激な経済成長を見て呆気にとられる内に日本国は持ち前のパワーが衰退した。
     少子高齢化社会、消費税で委縮する社会、コロナ禍で委縮する社会、給料が上がらない社会となる中で隣国は見せかけとも言うべきGDPの拡大を見せ、わずか20年ほどの間で欧米の支援を下に発展を遂げてきた隣国の軍事的な脅威に怯える日々。

     うかうかしていたら尖閣は隣国の手に落ちるのではないか、本来は日本の領土だった台湾に隣国が迫り、日本にミサイル攻撃をしようと構えるのだから日本も毅然とした態度を示す必要がある。そこでは失った自信を取り戻す必要がある。


     日本は資源のない国だと多くの国民はメディアや国定教科書で教えられあきらめているようにも思えるが、実は日本には様々な知的財産(知財)が様々に存在しているのだから自信を取り戻すような国家施策を為政者は実行するべきであろう。
     知財は富を生み出す源泉になるほか、他国の人々に人生の幸福感をもたらしてくれる目に見えない資源なのだ。知財には特許権のほかに商標権、アニメ、漫画、デザイン、設計図、アイデアなど様々なものがある。国民全体が考える力を持っていることが資源とも言える。
     唯一不足してきたのはあるべき国家観や、政治的なアイデアであるのかも知れないが、この点はまた改めての話としよう。

     本日は日本には実は具体的にこんな資源があるという話をしておきたい。


     昔から資源に乏しいと言われてきた日本の地下には凄い鉱物資源が眠っている。ただ海の底にあっても採掘にはコストがかかり実用化されてこなかった。かつては黄金の国、ジパングとも言われた日本列島は世界最古の国家の歴史の中で様々な資源が存在してきた。大陸からは離れた火山列島でありその結果もたらされた豊富な地下資源があちこちに眠っている。

     佐渡の金山は歴史上は有名だが、近代では鹿児島の菱刈鉱山(住友金属鉱山が開発)が話題を集めた。地下資源の採掘にはコストがかかるため、純度の高い金がまずは注目されるのだが、実は日本が世界に誇る地下資源には天然ガスやヨウ素もあることを思い出してほしい。
     AGCの子会社である伊勢化学(4107)やK&Oエナジーグループ(1663)といった千葉県茂原エリアに膨大に埋蔵されている天然ガスやそれに付随して産出されるかん水に含まれるヨウ素の世界的なメーカーであり、このところのヨウ素価格の上昇の恩恵を受け今期の業績を上方修正している。
     ヨウ素のことはそれらの企業のHPでも紹介されているが、原子番号53のヨウ素は別名はヨード。つまり消毒剤として使われるヨードチンキの原材料。欠乏すると甲状腺異常が生じるとされる。甲状腺ガンが発生しやすい放射能汚染への対応として服用が考えられており、仮に核攻撃されたらヨウ素を服用することになるとの話も興味深い。
     またレントゲン造影剤としても使われているほか、液晶関連の偏向フィルム、ドライエッチングガスとしても今後の需要増が期待されている戦略資源でもある。日本は世界ではチリに次ぐ産出国であり、地球が生んだ貴重な資源とされる。
     貴重な天然資源を保有するこれらの2社の企業価値に改めて注目したい。

     また、特殊な粘土鉱物であるベントナイトなども日本の鉱山から採掘されており、その事業を展開する上場企業としてクニミネ工業(5388)が活躍している。

     また、鉱物資源ではないが、火山の熱とも言うべき地熱も有力な資源である。

     また電子機器などに内蔵されている希少金属など資源のリサイクルも都市鉱山として今後の循環型社会の中で有力なビジネスとなってきた。このビジネスではリネットジャパングループ(3556)の活動が目につく。


     とにかく日本はまだまだ捨てたものではない。
     目に見えない資源も地下に眠る様々な地下資源も存在する。自信を持っていこうではないか。


    (炎)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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