有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。
=コラム「投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい」
(有料メルマガ第333回・2015/6/9配信号)
※2015年6月現在の内容です。留意してお読み下さい。
【前略】
粉飾の状況によっては、東芝がどうなるか予想もできない状況です。やはり、企業のファンダメンタルズを調査しないで、チャートなどや投資テーマだけで判断して投資をすると、うまく儲けられることもありますが、ババをひかされてしまうことも出てきます。
もちろん多くの機関投資家のプロたちが調査して、東芝に投資をしていたわけですから、私たち個人投資家が決算報告書などを調べても粉飾決算を見破れたとは思えません。
しかし、決算短信や有価証券報告書などを自分の目で確認して投資していれば、少なくとも『自己責任』として腹を決めて、どうするかを決断できます。
その覚悟が無ければ、株式投資などやらないほうが良いと考えて、私は株式相場と格闘しています。
一応、できる範囲で調査を行って、この企業の株価は、『資産価値』や『事業価値』から判断して、割安だと考えて投資を実行したとしても、他の多くの投資家が、私が考えたことと同じことを考えて、一緒に投資してくれないと、株価は全く上がらないことになります。
従って、分散投資を実行して、『一つの籠に全ての卵を盛らない』ということが大事になります。
デフレ時代の株式投資では小さな籠をたくさん用意して、思い切りリスクを分散して相場に対処しているほうが大きな損失を被る可能性を抑えつつ、利益を上げることができていました。
しかしインフレ時代になり、株式投資をする投資家が増えてくると、『損をしないで利益を上げられれば良い』ということだけでは満足ができなくなり『上位10%に入る』などという大それた欲望を持つことまではしませんが、
『せめて平均並みの運用成績は上げておきたい=日経平均225並み上昇幅で稼ぎたい』という思いが出てくるのは、抑えがたいものがあります。
この程度の欲望なら、強欲とはいわないでしょう。そのような思いが強くなってきました。
そこで、いま現在の『資産価値』+『事業価値』で考えた『企業の本質的な価値』以上に大きな時価総額となっている企業にも投資したくなってきます。
いわば、この企業の収益力は数年先には数倍以上に伸びている。そう考えられる根拠があれば、そのような企業にも投資を実行してみたい。
先週のコラムで取り上げた『モノのインターネット』関連企業の中で、将来の利益成長について、私に得心できるようなロードマップが示されていたのがシステナとパイプドビッツの2社でした。
このような将来が期待できる高PERかつ高PBR銘柄としては、あとデジタルガレージがありました。
この3社の利益は大きく伸びそうだと、私には感じられましたが、それは私がそう感じただけで、特にパイプドビッツとデジタルガレージについては、研究銘柄として数字で具体的に説明する資料を作ることが出来ませんでした。
いわば、その企業が描く事業計画を信じるか、信じないかの判断をして、その自分の判断に賭けることになります。成功すれば利益は大きいしょうが、全ての資金をそのような銘柄に投資することも危険すぎます。
ここまでは夢に賭けた株式投資の話です。
このメルマガではもっと具体的に数字で割安だと判断できるだけでなく、上昇トレンドに乗っていることを重視して研究銘柄を選んでいきたいと、現状では考えています。
『資産価値』+『事業価値』から割安すぎると感じても、最近は研究銘柄とするのをやめた銘柄がたくさんあります。
具体的には『オーハシテクニカ』『ムロコーポレーション』『ファルテック』『TPR』『テイ・エス テック』など自動車部品銘柄が多いです。
その他にも『兼房』『フジメディアホールディングス』などがあります。
上記の銘柄は割安だとは思うけれど上昇トレンドには乗っていないと考えて、研究銘柄にするのを休止しました。
あと6月の優待銘柄なので、優待権利落ち後の動きを見てから研究銘柄にするかどうか決めようと考えているのが『サンセイランディック』です。
最近は含み不動産銘柄の株価が低迷しているように感じられるので含み不動産銘柄は上昇トレンドに乗っていないと考えて、研究銘柄にするのを我慢しています。
【後略】
経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎
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