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TOPIXが高値更新し、上昇トレンドを継続する中にあってマザーズ指数は低迷状態。通常なら成長期待で買われる銘柄、とりわけ直近のIPO銘柄の株価は低迷しているとお感じの皆さんが多いのかと思われます。
これには現在の相場の潮流が来年から始まる新NISAを前に日本を代表するグローバル企業群、半導体関連銘柄群、更には東証から低PBR是正要請のあったことで、その対象となる低PBR銘柄に向かっているからで、中途半端なバリュエーション銘柄となっている直近のIPO銘柄や多くの中小型群には関心が向かっていないことに起因していると推察されます。
筆者のところにも、最近のIPO銘柄で下がり続けている銘柄について問い合わせが来たりするようになって参りました。そうした銘柄について一応吟味したりしておりますが、現在の株式相場の潮流を大きく変えるだけの魅力には欠けているというのが第一印象です。
それでもそうした株価低迷銘柄が一時的にしろ反転上昇する余地はあります。
但ししばらくは戻り売りの対象となる可能性もあり、そうした銘柄群ではなかなか運用成果を高められないとも考えられます。
つまり現在の相場の潮流が大きく変化するためには株価低迷状態の銘柄群に業績の拡大が見出だせて関心を集める必要があります。
現在は為替の円安傾向、インフレ傾向、輸出企業の業績拡大、国際化が進展する中にあって世界的な大企業優位の株式相場の潮流に棹さすことはないので、当分の間は直近IPO銘柄などの活躍には期待できないことになります。
ただ、IPO後の高値から半値以下に株価低迷している銘柄だけでポートフォリオを構築したETFなどが登場すると、相場のムードは多少変化してくるものと期待されます。
(炎)
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億の近道月曜日担当の人気執筆者、炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)が、中小型株情報を中心に、時事の投資テーマやIPO情報、取材やアナリストミーティングの鮮度の高い情報まで、プロの目で見た投資情報をお知らせします。
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執筆者:炎のファンドマネージャー(松尾範久氏)
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