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倍返し

2013-09-18 12:47
    ドラマ、半沢直樹が話題になっています。実は私はドラマは一度も見たことがありません(家政婦のミタの時と同様に後でじっくり見ようと思います)。

     ただ、まわりが騒いでいて私もキーワードだけは気になっています。

    倍返し・・・。この言葉は株式用語とばかり思っていましたが、銀行の世界やあらゆる世界でも通じる言葉なのですね。英語では「Double the Payback」。実は株式用語では押した幅の倍の株価に上昇するという期待を込めた言葉と理解しています。

     日経平均が15900円まで上がった後に12400円まで3500円下がったけど倍返しで7000円上がる。つまり19400円になるというのが倍返しの意味あいです。

     もっとスケールを大きくすると39000円まで上昇した日経平均が7000円まで下がったので倍返しでは64000円上がって71000円になるという ことになりますがそれは余りに壮大過ぎるということになるのかも知れませんが、倍返しという目標が掲げられればそれに向かって動くという意識づけとなる要 素はありそうです。

     昨今の株式相場もすべて押した後の倍返しを目標に動き出したとすれば今回の相場は相当にスケールが大きくなるように思われます。

     皆さんの多くは個別銘柄と向かい合っておられるのかと思いますが、それぞれに直近の高値からは調整していたり悩ましい状況があるかと思いますが、調整後の倍返しを目指して頑張って頂きたいと思います。

     私も自ら最近注目していて調整中の銘柄をチェックしてみましたので、ご参照頂ければ幸いです。


    【スケールの大きな創薬ベンチャー3社の倍返し】

    1.アンジェスMG(4563):アロべクチンの失敗で株価急落

     値耳に水の投資家の泣き顔が見えるがコラテジェンで倍返しを夢見たい

    高値18万7500円(2分割換算)
     ⇒直近安値4万9600円(下落幅13万7900円)
    倍返し幅 +27万5800円 ⇒倍返し株価 32万5400円
    時価:5万5300円

    倍返し時価総額1017億円(経常利益100億円を超えれば可能)


    2.ナノキャリア(4571):5月高値から75%下落

    5月高値56万3000円
     ⇒直近安値14万3100円(下落幅41万9900円)
    倍返し幅 +83万9800円 ⇒倍返し株価 98万2900円
    時価:24万4900円

    倍返し時価総額3391億円(夢に等しいが・・・。)


    3.ジーンテクノサイエンス(4584):5月高値から5分の1に下落後戻り歩調

     札幌発創薬ベンチャー

    直近5月高値11140円⇒6月安値2074円(押し幅9066円)
    倍返し幅+18132円 ⇒倍返し株価2万206円
    時価:3560円

    倍返し時価総額433億円 開発進展が見えれば実現できなくもないが…。
    経常利益40億円の実現は夢のまた夢。


    【個人的に関心のある3銘柄の倍返し】

    1.ノーリツ鋼機(7744)

     農業、医療機器などアベノミクス成長戦略に沿ったモノづくり企業
    5月高値978円から折り返し。6月に551円まで調整し、その後は戻り歩調

    直近5月高値978円 ⇒6月安値551円(押し幅427円)
    倍返し幅854円 ⇒倍返し株価1405円
    時価649円

    倍返し時価総額508億円 今、来期の業績拡大ペースからは実現可能

    今期経常利益28億円、来期40億円、さ来期60億円が実現するとなれば確率高い。M&Aも含め高齢化を見据えたビジネス展開を推進。


    2.アイティフォー(4743)

     システム開発会社。金融系、流通系が主力。インターネットBGMシステムに注力開始。無借金かつ60億円の現預金を所有。

    5月高値552円 ⇒6月安値357円(押し幅195円)
    倍返し幅390円 ⇒倍返し株価747円
    時価387円

    倍返し時価総額 220億円 経常利益22億円(今期予想経常利益15億円)がM&Aなどによって見えれば可能な水準。そのためには思い切った戦略が必要。


    3.NSW(9739)

     アイティフォーと同様にシステム開発会社。

    5月高値515円 ⇒直近安値390円(押し幅125円)
    倍返し幅250円⇒倍返し株価640円
    時価414円

    倍返し時価総額95億円 今期の予想経常利益12億円なので下方修正がないなら実力的には可能な水準。問題は第1四半期の業績進捗が遅れた点。第2四半期 以降の業績進捗に期待。年末から年初に向けた活躍に期待したい。オリンピック開催はシステム系企業にとってもプラス材料に違いないが、気がつく人がいれば 評価は上がるだろう。
    ドコモが販売開始したアイフォン関連銘柄でもある。

    (炎)

    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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