完全無借金ではなく有利子負債以上の現預金を常に持って企業運営をしている実質無借金経営の企業も入れるとその割合はもっと高くなると思われます。
キャッシュをため込む堅実経営企業への評価はまちまちですが、有利子負債を抱える企業に比べれば買い安心感はあります。
そうした堅実経営の企業は面白くないと考える投資家も多いでしょうが、自己金融型(自分のお金で先行投資を賄うことができる、つまり自らが銀行機能を持つ)の企業は概ね増配余力も大きく、相場の先行きが不透明な状況の中では投資対象となりやすいと考えられます。
こうした銘柄はいわゆるディフェンシブ銘柄、バリュー銘柄としてポートフォリオに彩りを添えてくれます。こうした無借金企業の新たなビジネス挑戦に期待が寄せられます。
【選定条件】
・自己資本20億円以上の実質無借金企業
・東証、JQ、マザーズ
・コード番号1000から2000番台
・PBR0.8倍以下
・大手企業の系列外
銘柄 (コード) 実績PBR 注力・チャレンジ分野
ミライト (1417)0.67倍 LTE関連工事
関東天然瓦斯開発(1661)0.65 輸出ヨード
第一カッター (1716)0.59 耐震補強、高速道路補修
日本電技 (1723)0.55 食品、薬品分野掘り起し
オーテック (1736)0.42 メンテナンス
NITTOH (1738)0.75 ソーラー
太洋基礎工業 (1758)0.51 アフリカ・コンゴ
三東工業社 (1788)0.37 地盤強化・TRD工法
大本組 (1793)0.28 耐震補強用接合部材の外壁専用型
守谷商会 (1798)0.41 土壌汚染調査
第一建設 (1799)0.63 コンクリート補修、震災復興
佐藤渡辺 (1807)0.54 高齢者介護施設
松井建設 (1810)0.51 耐震補強、太陽光発電
ナカノフドー (1827)0.69 東南アジア高層住宅
田辺工業 (1828)0.34 タイ自動機器生産工場
サンユ― (1841)0.29 旅館業、エレベーター
大成温調 (1904)0.29 ベトナム
テノックス (1905)0.36 ベトナム
日本基礎技術 (1914)0.53 レタス類水耕栽培、環境保全
TTK (1935)0.54 復興需要
新日本空調 (1952)0.49 ミャンマー
日本工営 (1954)0.80 モンゴル鉄道建設計画
サンテック (1960)0.31 太陽光発電、ミャンマー
テクノ菱和 (1965)0.42 ジャカルタ
ヤマト (1967)0.53 新卒積極採用
太平電業 (1968)0.51 バイオマス
高砂熱学 (1969)0.68 アジア展開強化
朝日工業社 (1975)0.58 震災復興
明星工業 (1976)0.72 東南アジア、バイオマス
ダイダン (1980)0.53 省エネ支援提案
日比谷総合設備 (1982)0.63 エネルギー管理
E・JHD (2153)0.53 アジア・アフリカ
CM・C (2185)0.48 医療分野
サイネックス (2376)0.69 電子書籍化
KG情報 (2408)0.50 札幌支社開設
高千穂交易 (2676)0.66 RFID事業
久世 (2708)0.6 外食大手向け営業
焼津水産化学 (2812)0.63 N-アセチルグルコサミン
(炎)
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