有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第36回・2009/9/1配信号)


 先週、株式投資に投入してよい上限の金額について、「常識的にいえるのは、その投資額を10年間動かせなくなった(=他のことに使えなくなった)としても実生活には支障をきたさない金額にとどめるべきだ」ということを書きました。

 10年間というのは大げさかもしれませんが、それぐらいの余裕資金で投資をすべきだと考えていただければと思います。ただ投資した時点では使う予定がな かったとしても、実生活での経済環境が変わって資金が必要となる場合もあるでしょう。そこで今日は投資してよい資金について、もう少し具体的に考えたいと 思います。

1)投資した時点では、少なくとも1年以上は使う予定の無い余裕資金で投資をする

 この基本を無視している投資家がたくさんいます。株価は自分の思惑通りには動いてくれません。どんなに割安な株でも、成長性が高い株でも、業績が良く なっていく株でも、需給によって下がってしまうこともあります。まさにサブプライム問題が拡大していく2008年後半は、バランス・シートに蓄えた現・預 金で全ての負債(=他人資本)を支払った後の残った額より時価総額が半分以下になるような企業がいくつか発生しました。経常黒字を出し続けている企業にさ え、そんなことが起こりました。
 投資家の恐怖のために起こす投資行動は誰にも想像できません。だからこその株式投資など相場への投資資金は必ず余裕資金で行う。これが基本中の基本です。

(中略:この他に2項目ほど挙げて解説しております)

 上記のルールは、ほとんどの投資家が守るべきルールです。その他の投資のルールは自分の投資力の成長、投資資金の成長、経済環境の変化によって、見直して改めていくべきだと考えています。

 例えば、500万円の資金を投資していたとき、3000万円の資金を投資していたとき、6000万円の資金で投資をしていたとき、1億円の資金を投資し ていたとき、3億円の資金を投資しているとき。投資資金の量が違う時に、いつも同じ投資ルールを適用することには疑問があります。

 また、いろいろな投資の本で「損切り」の重要性について触れられている場合も多いですが、私は、損切りについての方針は投資スタイルによってまちまちだと思っています。

 もちろん、資金管理についてのルールのほかにも大事なことはあります。

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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