有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を再編集して毎週掲載いたします。自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。


==「投資という戦闘を実行する兵士としての自分をいかに鍛えるか」==
  (有料メルマガ第78回・2010/6/22配信号)

【前略】

 株価が上昇する理由はいろいろあります。相場テーマも大事ですし、株価が企業の実態(=資産価値+事業価値)と比較して、著しく低く(=安い)なってい る。そのほかにも、まだまだいろいろあると思います。しかし、実体経済に大きな影響を与えるかもしれないような事態が起こった後は、やはり業績が増加して いく企業の株に資金が早く大きく入ってくると思って良いと考えています。

 したがって、なるべく直近に決算短信が発表されている企業の中から、業績の伸びが大きな企業の株価が、投資環境の悪化(=ミスターマーケットの失神状態)のために安くなったときに、ポートフォリオに加えていくのが良い作戦だと考えています。

【中略】

 特に通期決算(=現在の場合は3月本決算企業)の場合は、会社予想が事前のアナリスト予想と比較して保守すぎると感じられても、投資環境の悪化の影響も あり、市場(=ミスターマーケット)は、企業の予想に敬意を払いました。実際に決算発表後に株価が下がった企業が沢山ありました。

 今年の5月は、ギリシャ危機による世界中の株式市場の下落の影響も大きかったことから、業績上方修正企業でも信じられないくらい大きく下落した企業が散見されました。

 株式市場の環境が改善してく時期と、業績上方修正を出す時期が一致すると株価の上昇に弾みがつきます。

【中略】

 しかし、もう少し投資環境が落ち着いてくれば、一時的に下がった保守的な業績予想から、必要以上に投売りされ下落した企業の株価も回復していくと考えています。

 企業自体が前期比で二桁増益の予想を出してきた企業で、財務内容が良い企業の株価が安いままでいてくれたなら、そのような企業を研究対象として取り上げ たいと思います。しかし、なかなかそのような企業だけを見つけることはできません。そのような企業だけでは分散の対象が足りなかったときは、保守的予想が 過ぎると考えられる銘柄から、株価が安いままで放置されているような企業を研究銘柄として探していきたいと考えています。

【後略】

経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎

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