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市場潮流

2015-06-01 21:59
    今週(5月25~29日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で298円、率にして1.47%上昇しました。

     外為市場で、米利上げ観測を背景に円安傾向が続き、輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが入ったことで、日経平均株価は本日29日まで11日間の連騰となりました。
     これは、1988年2月以来27年ぶりのことです。
     28日の騰落レシオは108.73ですから、さほど過熱感はありません。


     来週は6月に入りますが、コーポレートガバンス・コードの適用が1日から始まります。

    1)収益性の目標設置
    2)社外取締役の設置
    3)政策保有株式の縮小

    などが主な内容ですが、株主総会に向け、受け入れを表明する国内企業が相次ぐものと思います。


     海外情勢では、5日に公表予定の米国の5月の雇用統計、中国の景気、ギリシャ債務問題などが注目されます。これらが無難に通過するようであれば、2000年4月につけた2万833円が視野に入るとみられます。


    (水島寒月)


    (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)
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