前回はスキャルピング習得の第一歩として
「買いが優勢になりそうな板のパターンを日々の売買で多数記憶しておくことが大切」
と書いたが、
パターンを闇雲に記憶するのは効率が悪いため、今回は技術習得の一助となるよう過去の経験をお伝えしたい。
ディーラー時代に初心者~初級者の後輩と売買した銘柄の話をする際に、売買した価格、株数を覚えているがどのような板でエントリーしたかを覚えておらず、自分が買った板を再現できない人が多かった。
これはどういう板でエントリーしたかを覚えていないのはエントリータイミングがあやふや、板売買の基本が身についていないからである。
「今の板がどういう状況か把握、今後どう動くかの予想、ロスカットラインはどこにするか」
などトレードにおいて一番大切場部分をを踏まえてエントリーポイントを決めるべきだ。
板売買の記憶はエントリーポイントを精緻にすることから始めてほしい。
(Bコミ)
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