マイナス金利政策とともに一段とローン金利の引き下げが見られ、住宅ローンの借り換えが図られるようになってきました。その結果メリットを受ける消費者 が続々と表れてそのお金をどこかに振り向けることになるのですが、住宅ローンなので、住宅のリフォームに使おうという機運が出てきても不思議ではありませ ん。
借り換えの手続きで司法書士の先生は大忙しらしいですが、一種の特需なのかも知れません。
マイナス金利特需で潤う企業、それは住宅関連のリフォーム事業です。おりしも中古住宅市場の拡大に向けた住生活基本法に沿った住生活基本計画が見直され、施行されていますが、住宅診断制度などが今後普及し、住宅を長持ちさせるための施策が打ち出されようとしています。
日本の場合大半の家屋が木造ですからシロアリ防除は不可欠ですが、そのサービスを始めとした総合住宅メンテナンス事業を展開するアサンテ(6073)の株価が比較的堅調に推移しているのはそのためではないかと推察されます。
また、水回りの緊急駆け付け修理のアクアライン(6173)も老朽化してきた住宅のメンテナンスという意味合いから徐々に見直されようとしています。
住宅関連企業はすそ野が広いですが、リフォーム・メンテナンス業界にビジネスチャンスが生まれようとしているのかも知れません。
(炎)
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