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今日は「IPS細胞を使った再生医療」について大阪大学の先生から承りましたので、ご紹介します。
大阪大学で心臓関係の外科医の先生をなさっている澤先生が、みんなの党の勉強会にいらっしゃいました。資料を見て頂きながら説明したいと思います。
これがシャーレの上に乗っている心筋組織なんですけれども、これが実際の心臓のようにピクピク動いている様子を、動画で見せて頂きました。着実に日本でも研究・製品化は進んでいるのですが、日本の場合の問題は、研究は進んでいるのに製品として上市(新しい製品に対する市場の動向をみるため、市場に新製品を投入すること)されているものを比べますと、例えばアメリカは9品目・欧州20品目・韓国14品目なのですが、日本はまだ2品目であり治験中のものを足しても韓国の半分以下だという状況になっています。研究はノーベル賞をとられた山中さんをはじめいろいろ活発にされていますが、どうしたら実際の産業や治療にもっと生かしていけるのかというところが求められています。
研究を産業用にしていくためのボトルネックというものを澤先生も指摘をなされています。例えば研究費については「NEDO(新エネルギーおよび省エネルギー技術などの開発をおこなう経済産業省所管独立行政法人)のお金は使えない。厚労省とつながっていない」ということでやはりここでも行政の縦割りのような弊害が実際の現場からも指摘をされているところです。ですからこういうところにも、やはり制度改革をやっていかないと世界に追いつけないのではないかというところが表れていると思います。
資料はこちら
http://bit.ly/13EFati