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皆さん、こんにちは。衆議院議員の『みんなの党』の大熊利昭です。
今日はですね、昨日あたりようやくニュースとして出ております『私のしごと館』の京都府への無償譲渡についてお話をしたいと思います。
この『私のしごと館』はですね“労働保険”の事業者負担を使いまして、数十億円かけてつくった施設なんですけれども、今般ですね“タダ”で“ゼロ円”で、京都府に譲渡をされるという法案が『国有財産法の改正』ということで、それから『総合特区法の改正』ということで成立しまして『無償譲渡』ということになりました。
問題は2つあって、もちろん皆さんお気付きの通り「数十億円かけてつくってしまった」こと、そしてそれに対して「50数十億円」の“マル損”な訳なのですが「誰も何にも責任をとっていない」ということ。オマケにこれが『安倍政権』のいわゆる『規制改革』の一環で『総合特区』「特区で認められる」という4つしか認められていない『特区制度』の内の1つです。もう1回言いますとこの「大損した案件が『特区』で認められた『国有財産法の改正』という『特区』の4つの内の1つです。」という、どれだけ「『特区制度』で認められた『規制改革』がショボいか」ということを皆さんよくおわかりになっていただけるかと言うふうに思います。
『特区』ですね、各地域から“2百数十個”出てきている内の今でも“6十数件”ペンディングになっております。今回認められたのは「たった4つ」でそのうちの1つが今申し上げた『私のしごと館』は「“タダ”であげちゃう」という『国有財産法の改正』でいかにこの「『特区』の『規制改革』ショボいか」ということがおわかりになるかというふうに思います。
先だって『衆議院』のほうの『内閣委員会』の時も、このお話をご説明したのですけれども『特区制度』認められていないペンディングになっている“60件くらいの案件”が秋にどうなっているのか、また追求を続けていきたいと思います。
以上です、失礼します。
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綾紫と申します。
思う点が2つありますので述べさせて頂きます。第1点、作った責任の面では、金額云々よりも雇用保険制度からの逸脱であり、想定しない目的への違法な流用ではないか、という点。第2点、特区がしょぼいのではなく、京都府がずるいのではないか、という点です。
以下、詳細です。
第1点に関し、私のしごと館は雇用保険で建設・運営されていました。而るに雇用保険事業を定めた雇用保険法第62・63条を見ると、事業の対象者は「被保険者、被保険者であった者、被保険者になろうとする者」、つまり現役、失業者、求職者です。ところが私のしごと館の顧客の殆どは、職業体験を目的として修学旅行や校外学習でやって来る小・中・高生でした。職を求める者に手を差し伸べる役割があったかどうか、寡聞にして知りません。となると私のしごと館は文科省の領分であり、雇用保険を支出するのは違法です。
第2点に関し、私のしごと館の土地は、京都府土地開発公社が国に150億売った土地です。これが京都府に無償譲渡されるとなると、京都府は何もしないで150億儲けたことになります。
いかがでしょうか。