おそらく、8割くらいのパチンコファンの方はそう思ってるんじゃなかろうかと。
  「ST入ったら連チャンする気しかしねーぜ!」
  そんな方はね、もう弟子にしてくださいお願いします。

  ホールに残された最後の良心、「ぱちんこCR真・北斗無双」も、もはやSTを代表する機種に成り上がりましたが、次郎ほんと連チャンしないっす。
  まあ、ループタイプも苦手なんですけどね。もはやなんなんだっていう。

  しかしSTタイプっていうのは本当によく考えられたスペックで、数字にしたときに色々と誤魔化しが効くスペックであることは間違いないです。

  まず、スルー時の出玉がないことに触れなくていい。
  ループタイプであれば、通常を引いた際の出玉の有無って大事ですよね。でも、STはスペック表に書かなくていいってのが大きい。
  北斗無双も、カンタンに書けばこんなスペックになるはずなんです。

 ■確変突入率
 50%
 ■確変継続率
 80%(うち20%は出玉なし)

  80%継続、20%は出玉がないバトルタイプと捉えれば、ちょっとSTのカラクリが見えてくるはず。

  最近だとテラフォーマーズや春夏秋冬が右打ちオール2400発OVERと、一見派手なスペックに見えますけど、確変突入時の35%が出玉なしだからこそ出来るスペックなんですな。


  そして今度は逆に考えてみましょ。
  ループタイプには時短ってのがあります。STは一応ありますが、あるのはVに入らなかったときの時短ですよね。

  ループタイプの時短100回転をSTに置き換えるなら、
  「STスルーした後に電サポ100回あるよ!」
  ってことになるわけですな。

  これもスペック表からは見えてこないSTタイプの罠とでも言いましょうか。


  また、継続率についてもそうです。
  北斗無双の80%という継続率は、当然STがスタートした段階での継続率。回せば回すほど継続率は落ちていきます。
  ループタイプは「表か裏か」という一発抽選なのに対して、継続率で抽選しているわけでない1回転毎の抽選を行っているSTタイプは、正確な継続率の表記が難しいと思うんですな。


  しかし、一方で荒れやすいのもSTタイプだと思っております。目ん玉が飛び出るような連チャンを目撃するのも、STタイプってことが多くないですか?
  これはおそらく、継続率でお話した言うなれば段階的な抽選が成せる業なのかなと思いますね。パチンコ抽選の面白い部分ですな。


  ……と、STとスペック表の関係が少ーし見えてきたところで、連チャンさせられるようになるかと言われれば、そんなこともありませんのでごめんなさい。
  むしろ連チャンさせる方法を誰か教えてください、お願いします。

  というわけで、今週はこの辺で。
  また来週お会いしましょう。