ニュースのコーナーにもアップされている「P神・天才バカボン~神超SPEC~」が業界で話題になってます。細かいスペックはニュースのコーナーを見ていただくとして、そのスペックをウリにして生産が間に合わないほど売れているというウワサを聞きました。
 
 次郎、なにげにこのバカボンについては開発が進んでいるころから話を聞いていまして、当初は別スペックだったはずなんですね。
 仕置人をベースにした高継続STで、バ加速装置は搭載されているものの、ユニコーンのように何連以上したらスピードが上がる、みたいなタイプと聞いていました。
 当時はスピードが上がるってだけでも面白いなと思ったんですが、すでにユニコーンに先を越されてしまったこと、そしてそもそも最初からとんでもないスピードで当たり続ける牙狼月虹を目の当たりにして「これじゃイカン」というところからの変更なんでしょうな。
 
 このように臨機応変にスペックのような大きな部分を変更できるってのはDAIICHIの強みと言えるでしょうね。下手すりゃ……というか、確実に販売スケジュールを大幅に遅らせることになるわけで、上場しているサミーやユニバ、平和あたりなんかにはマネできない手の打ち方ですな。
 
 かと言ってSTだったものを1種2種のシンフォギアタイプに変更するとか、そういうのはすでに作ってしまった演出上難しいわけで、違和感なく変更するっていうのが開発者の腕の見せ所だったりするのかな。
 
 さてさてこのバカボン。中身の演出について色々ネットで憶測が広がってますな。
 通常時はシリーズを踏襲したバカボンらしい演出、右打ちはリアルバカボンやパパが活躍する鬼退治演出という話ですが、次郎が知っている情報でも、そんな感じです。
 
 ただ、通常時が初代を踏襲……ってのは少し違うかな?
 次郎が聞いていたままであれば、どちらかと言えば通常時はエヴァシリーズをオマージュした変動とステップアップにズレ目からの擬似連が絡む演出が中心で、リーチの発展時に番長をオマージュした特訓演出。
 そして、明菜から登場した白熱ならぬ白ウナギ犬がSPリーチ中なんかに絡んでくると激アツになるといったゲーム性でしたね。
 
 もちろん雰囲気は初代ですし、桃太郎のコスプレをしたバカボンやお供になった本官やレレレ、ハタ坊なんかも可愛く仕上がってましたが、あのバカボン初代のステップアップを想像していると肩透かしを喰らうかもしれませんな。
 
 また、STと加速装置という超スピードの親和性ってのは個人的には微妙かと思いますねぇ。ひぐらし廻なんかは、もっとゆっくりやらせてよ! って言いたくなりましたからね。
 加速装置みたいなスピードを搭載するなら、それこそ初搭載された餓狼伝説のようなバトルタイプや確率の重くなりがちな転落タイプのほうが合ってる気がするんですがね。
 それに、STなら継続率も90%以上ないと、印象的に「駆け抜ける」ってイメージが強くなってしまう気がしますが。
 
 ともかく、なんやかんや色々あったことで実現したスペックが想像できるこのバカボン。
 出だしは好調になりそうですけども、その先長いことホールで活躍できるかどうかは、このあたりの演出やスピード感がユーザーに受け入れられるかどうかにかかってきそうですな。
 
 いまだにDAIICHIと言えばバカボンって思うコアなパチンコファンもまだまだ残っていらっしゃるでしょうし、個人的には大復活して欲しいところであります。
 
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・藤商事「P地獄少女華」
 
 なんか実験台的なスペックを搭載されがちな地獄少女シリーズですが、王道のV確ループで登場ということで安心してます。スペックだけ見れば北斗よりも良いなと思えるほどだったんで、地獄少女の復活もありそうですな。
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。