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【読書週間におすすめの1冊⑫】『マネマネサイコトロピック』
こんにちは、メルマガの中の人兼ツイッターの中の人・Kです。
10月27日~11月9日は読書週間中、毎日1冊、おすすめの本を紹介中♪月曜日なんてこなければいいのに。
テストもバイトも塾も。
面倒なことはぜ~んぶ誰かに押し付けて。
あーあ、自分がもう一人いたらいいのにな。
今日は、そんな夢を叶えた少女のお話をご案内します。▼自分のコピーを手に入れた少女の結末は?
『マネマネサイコトロピック』かいりきベア 原作・原案/結来月 ひろは 著/しおみづ イラスト
◆特設サイト【あらすじ】
進学校に通う高校二年生の二条マヤは、毎日勉強漬けで忙しい日々を送っていた。
「自分がもう一人いればいいのにな――」
そんなことを考えていたある日、“どんな願いも叶うアプリがある"という噂を聞いたマヤは、半信半疑で噂のアプリに願いをかける。
すると目の前に、もう一人の自分『イミテーション』が現れた――!1週間後。
テスト返却日に好成績を収め、クラス中の注目を集めるマヤの姿があった。「神様、ズルしてゴメンなさい♪」
その後もイミテーションを増やし続け、すべてがうまくいくと思ったマヤだったが、『14番目』が現れたことで少しずつ計画が狂いはじめる……。
本書は同名ボカロ楽曲のノベライズなのですが、
楽曲の中の世界観が余すことなく、さらに
よりリアルになって、表現されています。
「もう一人の自分を手に入れる」。
誰もが一度は思い描いたことがある夢を
本作では、「アプリ」によって叶えた――という
とっても現代チックな導入でストーリーが進んでいきます。▼中の人イチオシのシーン
――誰もが憧れる自由気ままな生活。
今のマヤにはそれが可能なのだ。
――イミテーションがいる限り、この生活は続いていく。
マヤの幸せは保障されたも同然だ。
「私の夏休みはずっと続いていくんだ!」
暦が夏を終えた今日、マヤの夏休無期延長が決まった。
学校へは自分の『イミテーション』を向かわせて、
自分は家でのんびり過ごす――誰もが憧れる生活に突入したマヤ。
ところがこの日から、少しずつ少しずつ、歯車が狂っていきます。
マヤはどうなってしまうのか?
アプリは誰がつくったものなのか?
そして、もしかしたら――
自分が知らないだけで、どこかにそんなアプリがあって、
電車で隣に座った見知らぬあの人や、
今日一緒に食事をしたあの子も、
誰かのコピーなのかも……?
もしかしたら、●●も――
一度考え始めると、なかなか離れない疑惑。
現実が静かに浸食されていく恐怖をぜひ、秋の夜にお楽しみください――。
以上、中の人・Kが、
読書週間におすすめの1冊⑫『マネマネサイコトロピック』を紹介しました♪ -
【読書週間におすすめの1冊⑪】『こちら、幸福安心委員会です。』
こんにちは、メルマガの中の人兼ツイッターの中の人・Kです。
10月27日~11月9日は読書週間中、毎日1冊、おすすめの本を紹介中♪日曜日の夜ですが――幸せですか? 義務ですよ?
幸せじゃないなら――●●されちゃうかも?な世界を描いた
大人気ディストピア小説シリーズをご案内します!▼魅力的なキャラクターたちとともに、
みずべの公園市国で充足した時を過ごす――
『こちら、幸福安心委員会です。』うたたP 原作/鳥居羊 著/wogura イラスト
◆特設サイト【1巻あらすじ】
巨大ウォーターフロントにある「みずべの公園市国」。そこは完全で完璧な女王サイレン と呼ばれるAIが統べる国家だ。サイレンは自らの分身である“オンディーヌ”と、市国 民の中から選ばれたエリート集団“幸福安心委員会”を使って市国民を監視・統括し、「幸福度100%」国家を目指して歌い続けていた。幸福安心委員会のインターン生・漣は“不幸分子”を取り締まる日々の中で、この国の真実を見出していく―
全6巻の本シリーズ。
中の人が各巻を読んでいたときの気持ちを
ネタバレなしの短文でまとめていくとこんな感じです。1巻:「監視・管理された幸せ」って本当に幸せなの? サイレン女王は何者?
_人人人人人人人人人人人人人人_
> 1巻ラストで、衝撃の展開 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄2巻:緑の子が気になる! そして初音と漣くんの関係はどうなるの?
3巻:新キャラが続々登場するも、引き続き初音と漣くんの幸せを応援。
4巻:緑の子の暗躍っぷりにときめきつつ、初音と漣くんの幸せを応援。
5巻:凛ちゃんの幸せを応援してたら、解兄さんが大変なことに…!
6巻:もう、初音も凛ちゃんも蓮くんも煉くんも、みんな幸せになってほしい…。
結論
気付いたら、サイレン女王が統べる
みずべの公園市国民たちの幸福を
心から願っている
↑は半分冗談としても、
幸安委員インターとして彼らと日々任務に奮闘しているような気分になったり、
みずべの公園市国でサイレン女王に視られている気分になったり、
初音と凛ちゃんのガールズトークを隣で聞いているような気分になったり…
季節の移り変わりとともに、彼らと心の距離が近くなれたような
不思議な充足感があるシリーズです。
もちろん、原作楽曲ファンみんなが知りたかったであろう
「サイレン女王」の秘密と、「みずべの公園市国」の謎に迫る
シリアスパートもしっかり完璧に充実しているので、ご安心ください。
読書の秋に読破するにはうってつけの長編シリーズ。
読後は全巻収納BOXとともに、感動を閉じ込めておくのもオススメです♪
以上、中の人・Kが、
読書週間におすすめの1冊⑪『こちら、幸福安心委員会です。』シリーズを紹介しました♪ -
【読書週間におすすめの1冊⑩】『泡沫少女とイデアの少年』
こんにちは、メルマガの中の人兼ツイッターの中の人・Kです。
10月27日~11月9日は読書週間中、毎日1冊、おすすめの本を紹介中♪今日11月5日は「いい林檎の日」。
ということで、「赤い実」が重要なアイテムとなるボカロ小説をご案内します。
▼”憂欝”が”ドキドキ”に変わる瞬間、一歩踏み出せる気がする――
『泡沫少女とイデアの少年』
yukkedoluce(大歳 祐介) 著/なじょ イラスト
◆特設サイト
◆試し読み
【あらすじ】――永遠の世界でただ一人、死の呪いがかけられた少女・イル。
ある日、イルは立ち入ることを禁じられた永遠の街へと足を踏み入れ、時計塔守の少年・マドと出会う。動き出したふたりの運命の歯車は、誰にも止められない。――世界がまだ有限だった頃、そこは炎に染まる真っ赤な世界だった。戦争によって、記憶を失った少年・エデクは、悲しみのない世界を求め、双子の弟・ウェルドとともに奔走する。あらゆる悲しみを乗り越えた先に待つ結末とは?
永遠の世界の物語“泡沫少女"と、有限の世界の物語“イデアの少年"
物語はいま、ひとつに。
「永遠の世界」を描くストーリーと
「有限の世界」を描くストーリーが交互に展開される本作は、
様々な伏線が貼り巡され、それらが最も美しく、最も切ない形で
昇華されていきます。▼中の人イチオシのシーン
――僕の名は、■■■。
無限の世界の、創世主(オリジナル)だよ。
超ネタバレ部分だけ伏せていますが、↑の台詞は、
交互に展開されていく物語が大きな転換期を迎えるシーンで登場するためか、
編集作業中、何度読んでも鳥肌が立った印象的な台詞です。
幸せだけが全てではない、‟リアル”な‟ファンタジー”の世界観に
どっぷり浸りたい方に、お勧めしたい1冊!
そして内容以外にぜひ注目いただきたいのが、本の装丁。
「泡沫少女」に登場する老人の書斎にそっと置かれていても
不思議ではない、古書を思わせるデザインに
重厚なゴールドの箔押しの書名が添えられてるカバーは
yukkedoluce氏のイメージを忠実に再現。
さらにカバーをめくると、yukkedoluce氏お手製の、
本作の世界地図がお目見えします。
こちらも古めかしい地図をイメージして、
ザラザラした質感の用紙に、インクが少しだけ滲み
世界観を盛り上げています。紙の書籍でしか表現できないことを
たっぷり詰め込んだ1冊。
ぜひ手に取って、装丁からじっくり味わってもらえたら嬉しいです♪
以上、中の人・Kが、
読書週間におすすめの1冊⑩『泡沫少女とイデアの少年』を紹介しました!
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