こんにちは、メルマガの中の人・Kです。

本日紹介するのは、最近話題の映画『るろうに剣心』
…の主演、佐藤健氏(Kにとっては『電王』のイメージがいまだに強い)
「大好き!」と某土曜の朝の王様的な番組で言っていた
超刺激的な学園ラブストーリー!!!!


元・男の美少女×不良少年のファンタジックラブ!!!
『天使な小生意気』
西森 博之(少年サンデーコミックスペシャル)/ワイド判全10巻・通常版全20巻

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高校の入学式当日、町なかで不良少年を
やっつけるひとりの少女がいた。
その名は天使 恵(あまつか めぐみ)。
男勝りな彼女にはある“秘密”があった。
実は、恵は6年前まで“男”だったのだ――!!

自称魔法使いの謎の男からもらった本の魔力により、
その姿を男から女に変えられてしまった恵。
周囲の人物の記憶も操られ、恵が男だったと知るのは
変身する現場に居合わせた幼なじみの美木(みき)だけだった……。

元に戻る方法がわからないまま数年が経ち
見た目だけは完全なる美少女のまま成長した恵は、
美木とともに晴れて高校へ入学することになったのだが
初日から大波乱……!
登校前にやっつけた不良少年・蘇我源造(そが げんぞう)が
実は同級生だったのだ。

心配する美木をよそに、源造は恵に興味津々で……。



この美少女が……

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男、だったのだ―――!!!!!

小学生のころ『男の中の男』になりたい!と魔本に願った主人公の恵は、
魔本に棲む魔物(見た目はちっちゃいピエロ)の悪戯で
『女の中の女』にさせられてしまいます。

それはもう、超☆美少女に!!!!!!

「水をかぶると女の子になっちゃう」とか一時的なものではなく
解決法がわからんまま、ずっと美少女…!
「めぐ~」「めぐ~」と男どもに言い寄られる日々…!!!
(しかもちょっとトキめいちゃったりして!)

いまは「男の娘」やら、「男女逆転」やら、
そもそもの設定も多種多様にな漫画が登場していますが、
当時…いまから10年くらい前は衝撃の設定だったわけで。
そして、めぐが超可愛かったわけで…。

『男の中の男』を目指すくらい並々ならぬ正義感と
「かっこいい男(になること)への憧れ」を抱いていた恵は、
美少女になってしまってからも、漢気溢れる性格はそのまま。
見た目と中身のギャップがさらに相乗効果を生み、
ほかの登場人物たちも軒並みめぐの魅力にやられていくわけですが、
わたくしがイチバン最初にやられたのが…

2~3階くらいの窓から地面に飛び降りて、着地音が

「タトン……」

というシーン。
うおおおおおおおおお天使だああああああああ天使いたよおおおおおおおお!!!!

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登場する男たちの性格はバラバラ。
でも「可愛いめぐ」を守る『めぐ団』を勝手に結成し、なんだかんだ協力しあいます。


◆『めぐ団』メンバー 

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■蘇我源造
 「闇の悪王」という異名を持つ、誰もが恐れる不良…だったが
 恵に出会ってから喧嘩をやめ、恵を守ることに徹するようになる。
 どんな局面でも「恵の幸せが俺の絶対」という強い信念に基づき
 行動する姿勢が、恵の乙女心を揺らす。
 ブレない姿勢が本当にかっこよく、最初はバカだなーと思っても
 最終的に全力で応援したくなるような愛すべきバカ。

■小林一文字
 「武士」とあだ名される、正義の味方のような真っ直ぐな人。
 女性から人気があるが、男女平等に皆に対して親切なので
 誰からも慕われる。(非の打ちどころがなさすぎて、源造には嫌われている)

■藤木一郎
 「普通代表」のような人。でも、ここぞというときに頑張る姿勢が本当に「普通にイイヤツ」。

■安田太助
 確固たる信念に基づいて行動する変態。ブレないので、変態だけど時々
 迫力があり、みんなからも一目置かれたり置かれなかったり。


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■花華院美木
 恵の幼なじみで、才色兼備の謎が多いお嬢様。
 恵の家もお金持ちだが、こちらは父親が「財界の大物」という
 ケタ違いの家柄。…にもかかわらず、毎日めぐ団の皆と恵の
 やり取りを一番いいポジションでのんびり眺めたり、ツッコミを入れたりしている。
 恵が男の子のままだったら、付き合っていたかも…というような
 趣旨の発言を時々して、恵の「男心」をオロオロさせる。


 

まぁ、恵は普通に強いので
ほぼ守る必要なんてないんですけどね……!!

だが、そこがいい。

めぐ団と恵が、元凶の「魔本」を探したり、様々な事件に巻き込まれたり…
ストーリーが進む中で、各キャラクターの生い立ちが明かされ
「ずっと、“めぐ団”と一緒にいたいよ…!!!!!」と思ったところで
衝撃の真相、そして感動のクライマックス…。

連載は2003年に完結したので、今から10年ほど前の作品ですが
色褪せることのない名作です。
電子書籍販売サイトでは1巻まるごと試し読みできるところもあるので
気になるけど、買おうかどうしようか悩むなーという方は
ちょっとだけ読んでみてから決めても良いかも。
(読んだら絶対、続きが気になると思いますけどね…ふふふ)



以上、中の人・Kのイチオシ漫画でした!
同じく西森先生の『お茶にごす』も本当にオススメなので
いつかこのコーナーで紹介したいなーと思っています。

次回は、へんしゅうちょです♪



【K】

 PHP-COMIXの編集およびメルマガ「PHP-COMIX通信」の記事制作担当。
先日、池袋サンシャインで開催されたイベント「AGF」かーらーの
ナンジャタウン巡りで『進撃の◎人』と『デュ◎ララ』グッズを買い(喰い)漁りご満悦。
デスクの上には、新宿の情報屋さんのクリアスタンドを早速設置。
電話をとるたびに、落ちそうで邪魔ですが、それでこそ情報屋さんだと思うので
絶対に位置は変えない。

 

◎バックナンバー

【第0回】 ごあいさつ
【第1回】『鳥海浩輔・安元洋貴の禁断生ラジオ本』
【第2回】 九井諒子さんの作品集×3作品
【第3回】『ヨルムンガンド』『乙嫁語り』『小南正太郎、家から出るをはじめました。』
【第4回】 へんしゅうちょの机
【第5回】『風の谷のナウシカ』
【第6回】『ここはグリーン・ウッド』
【第7回】『ワカコ酒』
【第8回】『ピンポン』
【第9回】『銭ゲバ』
【第10回】『ペルソナ3・4』
【第11回】『11人いる!』
【第12回】『All You Need Is Kill』
【第13回】『虹の娘』
【第14回】『ペルソナ3・4 その2』
【第15回】『夏と花火と私の死体』
【第16回】『3D彼女‐リアルガール‐』『ノーゲーム・ノーライフ』『君と僕。』
【第17回】『Play Dead』『CARGO』
【第18回】『スペース☆ダンディ』
【第19回】『幽★遊★白書』
【第20回】『白アリッッ!』『Alicemare』『Alice in musicland』
【第21回】『思い出のマーニー』
【第22回】『きのう、何食べた?』
【第23回】『先生と僕~夏目漱石を囲む人々』
【第24回】『人類は衰退しました』
【第25回】『さよならソルシエ』
第26回】『GANGSTA.

【第27回】『だがしかし』