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ディプロマシーをやりたい(やらない)
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ディプロマシーをやりたい(やらない)

2021-10-17 21:50
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この記事はユーザーブロマガで書いた奴を移植したやつです。
ディプロマシーやるぞ!ってわけではないです。いやまぁディプロマシーやりたいけどさ。

ディプロマシーとは

7人のプレイヤーが第一次世界大戦前の緊張した関係にあるヨーロッパ列強7ヶ国をそれぞれ担当し、ヨーロッパの覇権を巡って争う戦略ボードゲームである。

 このゲームの勝敗に運の要素は全く絡みません。唯一、運の要素が入り得るのは、担当国を決めるときだけです。プレイヤーは「いかにして他国の信頼を得るか」「いつ同盟を裏切るか」といった駆け引き・策略・外交センスを駆使して欧州一を目指します。


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ディプロマシーのマップの初期配置各色が各国の本国となる。黒点は補給拠点

 簡単に言えばコマを動かして領土を拡げていくだけです。ですがこのゲーム、コマ(ユニット)の強さは全て1です。ロシア陸軍も、イギリス海軍も、イタリア陸軍も、コマ1つなら同じ強さです。そして同じ強さが衝突しても引き分けとなります。将棋やチェスとは違います
 ではどうすれば勝てるかと言うと、自国あるいは第三国の別ユニットに攻撃を支援して貰います。1ユニットから支援されると、支援されたユニットは強さ2となり、強さ1のユニットに勝てるようになります。ここでプレイヤーの外交力が試されるわけです。第三国とは言え、覇権を握るためにはいずれ戦わなければならない相手と一時的に協力するわけですから。

「勝てば官軍」
「勝者だけが正義だ」
「外交なら任せろ」
「私の権謀術数を味わうが良い」
「貴公の首は柱に吊されるのがお似合いだ」
「仲良くしようね☆(死ね」

という人達にオススメです。
「裏切られた(´・ω・`)もういやだお(´・ω・`)」
という人にはオススメしません。裏切って、裏切られて、その果ての勝利をつかむのがディプロマシーです。でも終わったら仲良くしましょう。

勝利条件

 基本的には、34ある補給拠点の1つを国力1とカウントし、国力18になった国の勝利です。プレイヤー同士の合意、あるいはGM(ゲームマスター)権限による停戦も可能です。いずれの場合も国力によって順位を決定します。

進行

 ゲームは1901年の春から始まり、春→秋→春と繰り返します。春ターンでは、外交→命令→実行→撤退の4フェーズ、秋ターンでは撤退の後に調整フェーズが入ります。

外交フェーズ

 ディプロマシーの肝となるフェーズです。なんといってもディプロマシー=外交ですので。
 プレイヤーは自由に外交を行います。しなくても構いません。外交内容はオープンでもクローズでも構いません。二カ国間でも三カ国間でも何カ国間でも構いませんし、内容は自由です。自由です。
「あの国攻めたいから手伝って。あの国落ちるまでは攻めないし、何かあれば守るから」
「ちょっと一緒にあの国滅ぼそうよ、あっちの国にも手伝って貰ってさ」
「こっちの方に攻めてるからこっち来ないでね。代わりにそっちの国攻めるなら手伝うよ」
などなど。そしてこのゲームの素晴らしくかつ醜い所は、これらの約定を守っても破っても構わないということ。もちろん嘘をついても構いませんし、非難したり脅迫したりしても構いません
「あの国がきみのとこを攻めるの手伝ってって言ってきたけど、ちょっと一緒にあの国潰さない?」
「我が方に攻め入れば無慈悲な殲滅的打撃を加えることとなる。分かっているな」
「あの国に裏切られた!みんなであの裏切り者を滅ぼそう!」
「あの国攻めたいからちょっと手伝ってくれない?」←実は嘘
『いいよ!ぼくこっち攻めてるね』←これも実は嘘
もうどれが本当か分からなくなりますね!これがディプロマシーです!!
なお、外交フェーズ以外ではプレイヤー間の外交は一切禁止です。

命令フェーズ

 外交が終わったらユニットに対する命令書を書きます。命令書の書式は

命令を与えるユニット 命令内容 対象

となっておりますが、意味が一意に定まればこれに従う必要はありません。命令書は命令フェーズ中に全て書き、GMに渡します。

命令を与えるユニット

 陸軍はA(Army)、海軍はF(Fleet)で、続けて現在の場所を書きます。例のどちらでも構いませんし、一意に定まれば何でも良いです。
  例: A ロンドン
     ナポリの海軍

命令内容と対象

 命令は1.待機 2.移動 3.支援 4.輸送(海軍のみ)の4つがあります。

1.待機 H(ホールド)

 ユニットをその場で待機させます。守備表示みたいなもんです。命令を与えていないユニットは全て待機となります。下のどちらの例でも構いませんし、一意に定まれば他の記述でも構いません。
  例: A ロンドン H
     ナポリの海軍をホールド

2.移動 M(ムーブ)

 ユニットを指定した場所へ移動させます。やはり下のどちらの例でも構いませんし、他の記述でも構いません。場所は内陸地域(海に接していない)、沿岸地域(海に接している)、海上地域の3種類があり、陸軍は内陸と沿岸海軍は沿岸と海上を移動出来ます。陸海共に、移動出来るのは隣接した地域のみです。ただし陸軍は陸上の境界線で、海軍は海上の境界線で隣接している必要があります。
  例: A パリ M ブルゴーニュ
     ワルシャワのをウクライナへ

3.支援 S(サポート)

 ユニットに別のユニットを支援させます。例の上が待機・支援・輸送支援で、下が移動支援です。いずれの場合も支援を受けたユニットの強さはそのターンのみ+1されます。外交によって別の国を支援する場合も書式は変わりません。
  例: A ブルガリア S F エーゲ海
(ブルガリアの陸軍はサポートせよ、エーゲ海の海軍の待機・支援・輸送を)
     A ブルガリア S F エーゲ海 M ギリシャ
(ブルガリアの陸軍はサポートせよ、エーゲ海の海軍のギリシャへの移動を)
     ブルガリアの陸軍はエーゲ海の海軍を支援

4.輸送 C(Convoy)

 海軍ユニットを橋代わりに、陸軍ユニットを移動させます。海軍ユニットのみが実行できます。複数の海上地域(沿岸地域は含まない)をまたぎ一気に輸送することも可能です。外交によって別の国の陸軍ユニットの輸送を手伝うことも可能です。輸送だけ少しややこしく、陸軍の移動命令と、海軍の輸送命令が必要です。他国に手伝ってもらう場合は出発地と目的地を伝えましょう。
 例: イギリスの命令
    A ロンドン → チュニス
    (ロンドンの陸軍をチュニスへ)
    F イギリス海峡 C A ロンドン-チュニス
    (イギリス海峡の海軍は、ロンドン陸軍をチュニスへ輸送)
    F 中大西洋 C A ロンドンチュニス
    (中大西洋の海軍はロンドン陸軍をチュニスへ輸送)
    フランスの命令
    F 西地中海 C A ロンドンチュニス
    (西地中海の海軍はロンドン陸軍をチュニスへ輸送)

実行フェーズ

 命令書は全て同時に実行されます。移動先にユニットが居ない、あるいは移動先にいるユニットまたは同じ移動先に移動してくるユニットよりも(支援によって)強ければ、移動が成功します。強さが下回れば移動失敗、同じ強さであればスタンドオフとなり移動失敗です。

 支援命令を受けているユニットに対して、他国ユニットの移動があると、その成否に関わらず支援カットが起き、支援の効果は無くなります。もちろん移動してきたユニットの強さが上回っていれば、支援命令を実行していたユニットは撃退されます。支援命令を実行しているユニットに対して支援するユニットがあれば、他の場合と同様に支援された強さになります。

 実行フェーズはここに書くには長すぎる程のパターンがあるため、詳しくは日本語訳されたルールを読んで下さい。ルールの方だと2.命令書記入フェーズに、各命令と特殊な状況について書かれています。プレイする人は必ず読んでください

撤退フェーズ

 撃退されたユニットを撤退させます。撃退されたユニットはこのフェーズまで放置しておきます。

 撤退は命令フェーズと同様に撤退命令を書き、GMに渡します。全ての撤退命令は同時に開示され実行されます。当然このとき外交は出来ません。
 撃退されたユニットは次の4つ全ての条件に従い、別の地域に撤退させます。
・他のユニットおよび他の国が所有していない地域
・通常移動出来る隣接した地域
・攻撃してきたユニットが元々居た地域以外
・そのターンにスタンドオフが発生した地域以外
 撤退可能な地域が無ければ、そのユニットはマップ上から取り除かれます。2つ以上のユニットが同じ地域への撤退を命令された場合は、その全てのユニットが取り除かれます。

 秋ターンではこのあとに調整フェーズが入ります。

調整フェーズ

 全てのプレイヤーは保有する補給拠点の数とユニットの数が一致するように、ユニットを設置もしくは解体します。ただしユニットを設置出来るのは本国(ゲーム開始時に所有していた地域)のみです。ユニットの設置・解体命令もGMに渡し、全て同時に開示実行されます。なお、ユニットの増設権利のみ、棄権することが出来ます。
 調整フェーズが終わったら、次の年の春ターンが来ます。

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ch.のぽずまが
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ディプロマシー、大人の知的なゲームという心証です。(大人で知的なメンバーでないと喧嘩になるので。)

昔、知人の間で、現在の配置図をネット上で閲覧できるようにし、メールで交渉し(※1)、1ターン1週間(※2)でプレイしてました。そして、全員が見れる掲示板で雑談出来るようにしてました(※3)。
近年はネット上のツールがかなり増えたことでしょうし、もっといろいろ出来るかも?
(※1:メールの場合、例えば
「宛A国宰相殿。貴国のB国への攻撃への支援要請には、申し訳ありませんが少なくとも今期はお受けすることが出来ません。しかしながら、貴国と当方の相互発展自体は我が国の目指すところでありますので、今後とも密接な情報交換や協力をお願いしたいと思っております。」
といった内容のメールを、B国プレイヤに(宛先を間違ったフリをして)送信することで、B国プレイヤのA国に対する不信感を上げようなんて小賢しい技も。
 まともな利用態様としては、「全員のメールのコピーを、閲覧出来ない形で管理し、ゲーム終了時に開示する」てなこともしてました。)
(※2:ちなみに本来のルールでは、10分かそこらの外交フェーズ中に交渉相手と別室に行って交渉、てなことが書いてあった気がします。)
(※3:実行フェイズ直後の阿鼻叫喚がたまりません。)

 このゲームの唯一の欠点は、他者を完全に意図的に奇襲で打ちのめすというマイナスな要素が主体なせいか、「このプレイヤはこういう性格だ」と互いへの負のイメージが形成されてしまいやすいところですかね。(それで現実に仲違いなんてことが起きるような知人とはプレイしませんが、他の交渉要素があるゲームで、「ディプロマシーでこいつはああだったから」という理由で警戒されたことがありますw)

No.1 1ヶ月前

そのむかし、ログアウトというTRPG雑誌でこれにはまったひとがまんがをかいてたなぁ。
子供心にやってみたいと思ったものだ。
なおその後雑誌はMTGにブレブレになり廃刊。

No.2 1ヶ月前
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