「KOTI」はなんと、建物内にある6つのコテージが客室。「フィンランドで寝て、パリで目覚める」というコンセプトを持つ「KOTI」のコテージでは、フィンランドの文化を体験できる。
「KOTI」は、パリ、ベネルクス諸国、ベルリン、そしてロンドンにて実施中のMOBILE HOME 2017というプロジェクトの一部。建築、アート、科学、社会を通し、異なる家の意味を探求・解釈することを目的としている。
「KOTI」はこのプロジェクトの一環として、THE FINNISH CULTURAL INSTITUTESのカフェスペースを改装したゲストハウス内に置かれていて、日中は一般公開の展示物にもなっているのが特徴だ。
コテージはフィンランド郊外のキャビンをイメージして作られている。シンプルな造りのコテージで寝ることで、自然に還るような気持ちになり、家族や友人と心地いい時間が過ごせるのが狙いだ。
コテージはシングルルームとダブルルームが2つずつ、ツインルームとファミリールーム(最大4人まで滞在可能)が1つずつあり、最大12人まで滞在可能。朝食サービスが付いているほか、ムービーシアターなどのさまざまなイベントが用意されている。
朝食は宿泊者全員が一度に集まれるリビングルームにて用意される。宿泊者が同じテーブルで朝食をとることで、自然と他の人との機会が生まれるのがいい。トイレとシャワールームも共用だ。
ここに滞在する人と交流しながら、フィンランドの雰囲気も味わって、ゆったりと滞在できる。
内装はフィンランドのアーティストやデザイナーの協力によるもの。ゲストハウス内には所々にフィンランドのアートが散りばめられ、ランプやポットなどの家具、雑貨はすべてフィンランド製で、もちろん朝食もフィンランドのものだ。パリであるにもかかわらず、フィンランド尽くしの空間が堪能できる。
ユニークなゲストハウス「KOTI」は今年1〜5月までの期間限定。宿泊は1〜3日まで可能で、予約はAirbnbを通して行える。
「KOTI」に泊まれば、パリとフィンランドを同時に楽しめる、忘れられない旅ができそうだ。
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