海外への出張や旅行の経験者なら、誰でも一度や二度は、空港での乗り継ぎに苦労したことがあるのではないだろうか。のんびりコーヒーやショッピングを楽しみ、いざ搭乗ゲートに向かおうと思ったら、かなり遠かった……と冷や汗ものの思いをしたこともあるかもしれない。

カートに乗せてもらうのも一興だが、大人のビジネスマンにとってはなかなか恥ずかしいのも事実。とはいえ、飛行機の遅延で乗り換え時間がどうしても限られてしまうこともある。

Modobag」は、そんな旅行者をあっという間に目的地へ運んでくれるモータースーツケース。

ケースにまたがってスイッチを入れるだけで、なんと室内時速5マイル・最速時速8マイル(1マイル=1,609メートル)で走る乗り物に変身する(!)。徒歩での移動に比べて、約3倍速い移動を実現してくれるのだ。

広すぎることで有名な上海国際空港やキング・ファハド国際空港での乗り換えも、これさえあれば楽勝。通りがかりのジェットセッターたちも、羨望の眼差しで「羨ましいスーツケースだ……」と呟くこと間違いなし。

スーツケースである以上、もちろん荷物の収納も可能。全体の約85%が収納スペースで、外側には書類やタブレットをしまえるポケットも付いている。機内持ち込みサイズ内だから、ハンドルを格納してそのままキャビンに持ち込み、飛行機から降りたら再び乗り物として使えるのだ。

空港だけでなく、滞在先の観光でも使えるのが嬉しい。スーツケースをコロコロしながら歩くのは面倒な時もあるが、「modbag」なら疲れ知らず。タクシーやレンタサイクルを使う必要がなくなり、財布にも優しい。

駆動に必要なバッテリーはUSBで充電。座面には形状維持クッションがついているなど、無駄にハイスペックなところがますますガジェットマニアの心をくすぐる「modbag」、1台約10万円となかなかの値段だが、Indiegogoで600倍の達成率を誇る人気企画だ。すでに5,000万円以上の資金を集めており、期待の高さがうかがえる。

初期投資はそれなりだが、節約できる時間と移動費を考えれば、むしろ安い買い物かも? 空港での注目を集めたい旅好きは、ぜひチェックしてみては。

Modobag [Indiegogo]
RSS情報:https://www.roomie.jp/2017/03/376153/