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和室とマスキングテープとちゃぶ台。20代女性のふたり暮らし(武蔵小山)|みんなの部屋
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和室とマスキングテープとちゃぶ台。20代女性のふたり暮らし(武蔵小山)|みんなの部屋

2017-06-06 06:00
    人気連載「みんなの部屋」vol.69。部屋づくりのアイデア、お気に入りの家具やアイテムなどの紹介を通して、リアルでさまざまな「暮らしの在り方」にフォーカスする。

    「休日は家にいるか、友達の結婚式に行ったり、山登りをしています」

    そう語るのは、浅草橋にある和紙メーカーに勤務し、武蔵小山駅から徒歩約3分という好立地の部屋に住む、小舘百子さん。7か月前から、友人とふたりで住んでいる。

    今回はともに都内で働く「20代女性のふたり暮らし」を、覗いてみた。

    名前:小舘百子さん
    職業:和紙メーカー勤務
    場所:東京都目黒区
    面積:42㎡
    家賃:10万9,000円
    築年数:36年


    部屋にお邪魔すると、入ってすぐ同居人の部屋、キッチン・ダイニング、そしてその奥に小舘さんの和室が見えてくる。取材当日、残念ながら同居人は仕事のため同席できず。小舘さんに、普段の暮らしについてお話をうかがった。

    お気に入りの場所

    ふたりの部屋の間にあるキッチン・ダイニング

    「食事するときもそうですが、椅子を持ってきて、ここに座っていることが多いです。このテーブルの天板、元はドアなんですよ。設計事務所で働く友人からもらったドアで。イケアの脚に、このドアを乗せて使っています」

    早速、中心に構える大きなテーブルから特徴的なアイテムだ。

    「家で飲むときは、自分で作った梅酒やビールを飲んでます」

    普段は渋谷や神楽坂、新大久保あたりを飲み歩いているという。すでに残りわずかな量しかない梅酒を見ると、普段お酒を飲む量が想像される。

    この部屋に決めた理由

    友人と住むにあたり「ひとつ部屋をはさんで、互いの部屋があること」が第一条件だったという。その間取りはなかなか見つからなかったが、目黒の近くで駅近を条件に探していたところ、ここに行き着いた。

    「この部屋は風通しのよさが好きです。前に住んでいた神楽坂の部屋は駅から歩いて3分くらいなのでよかったんですけど、住宅の密集地で、風通しが悪かったんですよ。

    あと、日当たりとがいいところも気に入ってます。お風呂の中も光が入る量が多くて」

    包丁で切ってしまったという傷を気にしながら話す小舘さん

    「ふたりで暮らすとなると、友人とはいえ家族ではないので、生活にハリが出ますね。相手が快適な暮らしができるように家をきれいにしようって思いますし。

    あと毎朝、私が起こしてあげます。その代わり、夜、同居人は私が消し忘れた電気を消してくれるんです(笑)」

    普段、料理や掃除は特に分担はせず、互いに気づいたときにどちらかが家事・洗濯をするという理想的な関係性だ。


    「父が陶芸家なので、たまにもらっているんです。益子の陶器市に行って、自分で買ったものもあります。いや、むしろ買った陶器の方が多いですね(笑)」

    残念なところ

    「風呂の排水口が、流れにくいところ……そのくらいです(笑)。特にこの部屋に不満はありません」

    お気に入りのアイテム

    ヤフオクで購入したちゃぶ台


    「ヤフオクで買いました。折りたためるので、使わない時は押し入れの中にしまっています。テーブルで使う椅子もそうですが、家具をすぐに移動できるようにしています」

    和室によく合っているちゃぶ台。ちなみに襖の和紙は、小舘さんの勤めるメーカーで付け替えてもらったもの。藤の色はこの時期にぴったりだ。

    部屋を見渡すと、大きなPCはあるが、テレビはどこにも見当たらない。

    「テレビは片付けてしまったので、最近はラジオを聞いています。よく聞くのは、TBSラジオの『安住紳一郎の日曜天国』ですね。おもしろいんですよ」

    電球を付け替えた照明

    「後藤照明というところで購入した照明です。元は『浪漫球』っていうエジソンのランプみたいな電球が付いていたんですけど、LED電球に替えました。テニスボールみたいでちょっと気持ち悪いんですけどね」

    寝る時は部屋にあるものを片付け、押し入れから布団を出して敷く生活。部屋が広く使えて便利だという。

    「時間あるときは朝布団を片付けますが、たまに出しっぱなしのときもあります(笑)」

    お父さんがずっと読んでいたマンガ


    押し入れ上部にある本棚を見せてもらうと、ご飯の本や登山の本のほか、家を借りるときに参考にしたという収納の本が並ぶ。そんな中、ひと際古そうなマンガがある。

    「お気に入りは、実家から持ってきたマンガ『アタゴオル物語』です。お父さんがずっと読んでいて、猫の国のマンガなんですが、変わった話なんですよ」

    暮らしのアイディア

    部屋に“潤い”を与えるマスキングテープ



    「暮らしに“潤い”が欲しかったんです(笑)」

    ニトムズのマスキングテープで、壁半分が彩られている。最初は上の方だけ貼っていたが、友人に「かわいいね」と褒められ、もっとやろうと思いここまで広がったという。

    「あと鏡が欲しくて……でも姿見とかって場所をとるじゃないですか。壁にあったらいいなと思っても、壁を傷つけたくないし。

    そう思って、マステを貼り、その上から強力両面テープで鏡を貼り付けました。全部Amazonで購入してます」

    葛籠にコンセントを隠す


    「コンセントがごちゃごちゃして生活感丸出しだったので、益子の陶器市で見つけた2~3千円の葛籠の中に隠しています」

    これからの暮らし

    「まだもうちょっとモノが多くて、減らしたいんですよ。いつでも引っ越せるような感じですかね……いや、ここに来た時の、引っ越しした直後の状態というか。すっきりさせて生活したいです」

    「潤いが欲しくて始めたマステも、やり始めたらとまらなくて……楽しんでやってます。飽きたらまた変えればいいですからね。

    やっぱり家の中でも、人生刺激がないと(笑)」

    「みんなの部屋」バックナンバー

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    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/06/383833/
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