Photos by Claire Lower.
先週読者の皆さんからインスタントラーメンのアレンジの仕方を募ったところ、嬉しいことに、面白いアイデアがたくさん寄せられました。
とても興味深いアイデアがたくさんあり過ぎて、残念ながら全部をご紹介することはできないのですが、私が実際に作ってみたものをご覧ください。きっとどれも気に入って頂けると思います。
1. ベーコン・マッシュルーム・ラーメン
ベーコンとマッシュルームは、どんな料理に入れても美味しくなるので、これを使うのは、ちょっとズルい感じがするぐらいです。というわけで、TheReturnofAlessarさんから寄せられたこのレシピは、すぐに私の目を引きました。
お湯を沸かす前に、ソースパンにベーコンを1本入れて油が軽く出てくるまで、よく火を通します。マッシュルームを1個薄くスライスしておき、カリカリになったベーコンを鍋から取り出した後に入れて、ベーコンの油で軽くソテーします。次に、水(軽く塩味をつけただし汁でもOK)を入れて煮立てます。水が沸騰してきたら、麺をを入れて、インスタントラーメンの袋に書いてある作り方に従って調理します。炒めたベーコンを刻んで、出来上がったラーメンに入れたら、完成です。
2. ラーメンサンドイッチ(焼きそばパン)
私はラーメンもサンドイッチも大好きなので、Antoniusさんから寄せられたこのラーメンサンドイッチもきっと気に入ると思いました。
私がインスタントラーメンを使うときは、所定量の半分の水を入れたフライパンに麺とスープを入れて水気がなくなるまで煮詰めます。ちょっと焼きそばみたいな感じになります。次に、ホギーロールに切れ目を入れて、そこにこの麺を詰めます(普通は麺1個でサンドイッチが2個作れます)。
上記の写真でわかるとおり、どうしてもマヨネーズを足したくなりました。マヨネーズを入れるとどんなサンドイッチも美味しくなるからです。このサンドイッチは、最初はちょっと変わった感じがしますが、味はとても美味しいです。塩気のある美味しい麺と柔らかくてモチモチしたロールパンの組み合わせは文句なしです。マヨネーズで、ぐっと味が引き立ちます。
3. ラーメン・フレド
Given2Dreamさんは、「この上なくお粗末なレシピ」という但し書き付きで、このレシピを紹介してくれましたが、私はむしろ洗練されたレシピだと思いました。
大学時代に私が作ったこれ以上無いほどお粗末な料理は、「ラーメン・フレド」でした。所定の分量のお湯で麺を茹で、ラーメンについているスープのもとを入れます。できたスープは鍋にごく少量残して、あとは捨てます(飲んでしまってもいいですね)。次にバターとパルメザンチーズを加えます。残ったスープとバターとパルメザンチーズが合わさって、かすかにアフレッドソースみたいなソースになったら出来上がりです。召し上がれ。
Given2Dreamさんは、これを大学で作ったそうなので、瓶入りの粉パルメザンチーズを使ったのではないかと思います。私は本物のパルメザンチーズを使ってみました。麺がスープの中で茹で上がったら、汁を捨てて、バターとチーズを熱々の麺に加え、いい感じに溶けるまで全体的によく混ぜます。次に、再びスープを入れてソースが絡まるような感じにします。私は、食べる前に、さらにチーズを上に乗せ、挽きたての胡椒を振りかけました。アルフレッドソースみたいな味はしませんでしたが、美味しかったです。それはそうですよね。バターとチーズを使うと、間違いなく美味しくなりますから。
4. 豪華な具入りラーメン
米ライフハッカーのPatrick Allanさんが教えてくれたレシピです。彼って美味しいものがよくわかっている人だなあ、とますます思わせてくれました。
インスタントラーメンをヘルシーでちゃんとした一食にするレシピです。
材料はしいたけ、海藻、ベジタブルミックス(ニンジン、タマネギ、キャベツ)、肉(ターキー、鶏肉、牛肉のどれか)、そして、欠かせないのが固ゆで卵です。さあ、ここからが肝心です。Better Than Bouillon(※米国で販売されているスープストック)と魚醤を少しだけ入れるんです。これでラーメンのスープの美味しさに差がつきます。
ご存知の通り、私はBetter Than Bouillonの大ファンなので、Patrickさんのこのレシピを見たとたんに、きっと美味しいに違いないと思いました。実際に作ってみると、その勘は当たっていました。キャベツ、タマネギ、ニンジンをだし汁に入れて煮ます。耳寄り情報:紫ニンジンを入れると出し汁が紫になります。しいたけは、別にソテーして、少し焼き色をつけます。肉に関しては、私は牛肉のたたきを使いましたが、これはとても良い選択だったと思います。上記の写真でわかるように、とても食べごたえがある贅沢な一品です。
基本的に、ラーメンは誰でも上手に作れるので、ぜひいろいろ工夫してみてください。
Claire Lower(原文/訳:春野ユリ)Photos by Claire Lower.