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一度は泊まってみたい?刑務所から生まれ変わった11のラグジュアリーホテル
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一度は泊まってみたい?刑務所から生まれ変わった11のラグジュアリーホテル

2017-09-02 20:00
    Lloyd Hotel

    BUSINESS INSIDER JAPANより転載:

    犯罪率が低下し続ける中、世界各地で不要になった刑務所の再利用が進んでいる。観光客向けの宿泊施設だ。

    見違えるほど改装される場合もあれば、元の姿をいくらか留める施設もある。

    ボストンのシックなホテルから、重々しい廊下が印象的なスイスのホテルまで、刑務所から劇的な変貌を遂げた11の宿泊施設を紹介しよう。

    ベスト・ウエスタン・プレミア・ホテル・カタヤノッカ(Best Western Premier Hotel Katajanokka):フィンランド、ヘルシンキ

    Premier Hotel Katajanokka

    ホテル・カタヤノッカは、かつて被告人が裁判を待つ郡立拘置所だった。フィンランドの第5代大統領リスト・リュティ(Risto Ryti)氏も収容されていたと言われる。

    同ホテルには今も、拘置所時代のレンガの壁が残っている。レストラン「リナンケラリ(Linnankellari )」では、収容者たちが壁に刻み付けた文字を見ることができる。ミニマルなデザインの客室は、2つもしくは3つの監房を組み合わせて造られた。広めのスイートルームには、サウナなど豪華な設備が用意されている。

    フォーシーズンズホテル・イスタンブール・アット・スルタンアフメット(Four Seasons Hotel Istanbul at Sultanahmet) —— トルコ、イスタンブール

    Four Seasons Sultanahmet

    スルタンアフメットのフォーシーズンズホテルがかつて刑務所だったことは、細部を見ない限り、ほとんど分からない。

    ロビーに通じる古い木製のドアは、刑務所時代に使われていたものだ。受刑者が彫った受刑者仲間の名前が、大理石の柱に今も残っている。

    ホテルはぜいたくな宿泊体験を提供している。昔、運動場だった中庭は美しい屋外レストランに、監視塔はエレベーターに生まれ変わった。アヤソフィア博物館やトプカプ宮殿といった観光スポットにも近い。

    オタワ・ジェイル・ホステル(Ottawa Jail Hostel):カナダ、オタワ

    Booking

    カナダのオタワ・ジェイル・ホステルは、1962年から1972年までカールトン郡の刑務所だった。この刑務所は、受刑者を非人道的に扱っていたことで悪名高く、暖房や水道設備のない狭い監房に、最大150人を収容していた。

    刑務所の上は処刑場だった。中には、かつての受刑者の幽霊を見たと言う人もいる。絞首台や監房の鉄格子、石壁など、建物の大部分は当時の姿のままだ。

    ホステル・セリカ(Hostel Celica):スロベニア、リュブリャナ

    Booking

    かつて軍事刑務所だったホステル・セリカは、今や流行りのホステルだ。

    全ての監房がアーティストや建築家によって改装され、大胆な色と模様の遊び心あるデザインに生まれ変わった。かつての面影はないかもしれないが、部屋の鉄格子や窓、ドアは当時のままだ。

    ソフィテル・ルアンパバーン(Sofitel Luang Prabang):ラオス、ルアンパバーン

    Hotel De La Paix Luang Prabang Managed by Accor

    ルアンパバーンの中心街近くにある人気のホテル、ソフィテル・ルアンパバーンは、かつては町立刑務所だった。改修されたホテルには、プライベートガーデン付きの広いスイートルームが23室あり、中にはプール付きの客室もある。

    刑務所時代の監視塔のいくつかが、当時の姿のまま残っている。他人に邪魔をされない静かな環境で、宿泊客は庭を散策したり、屋外の大きなプールで泳ぐこともできる。

    ジェイル・ホテル(Jail Hotel):スイス、ルツェルン

    Booking

    1862年に建てられたジェイル・ホテルは、1998年まで刑務所だった。

    不気味な監房で夜を過ごしたり、ラグジュアリーなスイートルームに生まれ変わった元所長室で眠ることもできる。ホテルの図書室には、かつて受刑者たちが読んでいた本も並ぶ。

    にぎやかなバーのおかげで、このホテルはバックパッカーに愛されている。

    カロスタ・プリズン(Karosta Prison):ラトビア、リエパーヤ

    Facebook/Karosta

    勇気があるなら、ラトビアのカロスタ・プリズンに行ってみよう。このホテルはかつて帝政ロシア海軍とKGBの受刑者を収容していた。本物の刑務所の雰囲気を出すため、当時の設備の多くが今も意図的に残されている。

    受刑者が使っていたベッドで眠ったり、コーヒーの配給を受けたり、このホテルに泊まれば、本物の刑務所体験ができる。有刺鉄線まである。

    ザ・リバティー・ホテル(The Liberty Hotel):アメリカ、ボストン

    The Liberty Hotel

    アメリカ、マサチューセッツ州ボストンにあるザ・リバティー・ホテルの前身は、チャールズ・ストリート刑務所だ。シックなホテルに生まれ変わるまで、約140年にわたり受刑者を収監してきた。

    刑務所の外観は象徴的なレンガの壁のまま変わっていないが、内部は輝かしい装飾と現代的なデザインで人気のホテルだ。いくつかの監房を改装して作ったバー「Alibi」や、当時の監房の面影を残したレストラン「CLINK」には、ぜひ行ってほしい。

    ロイドホテル&カルチュラルエンバシー(The Lloyd Hotel&Cultural Embassy):オランダ、アムステルダム

    Lloyd Hotel

    ロイドホテルには長い歴史がある。移民向けの宿泊施設に始まり、ナチス時代はユダヤ人難民の避難所、第二次世界大戦の初めから1963年までは刑務所、そして最後は少年拘置所になった。

    現在、このホテルにはオランダ人アーティストらがデザインした、現代的な雰囲気と、木の梁やらせん階段から吊り下げられたブランコといった特徴的な客室が117室ある。8人が一緒に泊まれるベッド付きの客室もある。大きなテラス、レストラン、バーもある。

    ウニタス・ホテル(Unitas Hotel):チェコ、プラハ

    Booking

    チェコの自由のために戦った元大統領のヴァーツラフ・ハヴェル(Vaclav Havel)氏が収監されていた刑務所は現在、低予算の旅行者やバックパッカー向けの宿泊施設ウニタス・ホテルに生まれ変わっている。

    1989年に閉鎖されるまで、チェコスロバキアの秘密警察がこの施設の地下に監房を設けていた。恐ろしい過去の痕跡を残しつつ、素朴で心地よい空間を提供している。

    ブライドウェル・ホテル(Bridewell Hotel):イギリス、リバプール

    Booking

    1867年の開設当時、チープサイドのブライドウェル刑務所は、広さ7フィート四方(約2メートル四方)の監房60~90室を、厚さ3フィート(約90センチメートル)のレンガの壁で囲んでいた。

    改装された刑務所は今日、重厚なレンガ造りの内装はそのままに、専用のバスルームとLEDスマートテレビを完備した客室85室のホテルとなった。かつて運動場だった中庭は、ガラスに囲まれたラウンジスペースになっている。

    sources: Lloyd Hotel 、 Premier Hotel Katajanokka 、 Four Seasons SultanahmetHotel De La Paix Luang Prabang Managed by AccorFacebook/KarostaThe Liberty Hotel
    [原文:16 prisons that have been transformed into luxury hotels
    (翻訳:本田直子)

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/09/397355/
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