“ものを買う”ときは、機能性、デザイン、愛着がいだけるかなど、商品に潜む価値を見定める「選ぶ視点」が必要だ。暮らしにこだわりたいからこそ、目利きでありたい!

この企画では、日本一といわれている百貨店・伊勢丹新宿店のスタッフの方に、オススメアイテムをご紹介いただく。

今回は、今の季節にぴったりな「クリスマスギフト」。贈る相手と値段別にセレクトしていただいた。紹介してくれたのは、本館5階センターパーク/ザ・ステージ#5の河田弘貴さん、設楽紗英子さん。


今年の伊勢丹新宿店のクリスマスギフトは、「過去と未来」がテーマ。古道具など時代を超えた「過去からの贈りもの」や、10、20年後もずっと残したいと思える「未来への贈りもの」をご紹介します。

今年は、同じお客様が毎週来ても新しいアイテムをご紹介できるように、1週間ごとに展示や陳列品を変えているのが特徴です(河田さん)

彼女/妻へのギフト

BOX&NEEDLEの「紙製ジュエリーボックス」(4,320円)


プラスアルファのプレゼントや、小さな子への贈り物に。様々なカラーとサイズ、柄バリエーションが豊富な貼り箱です。貼り箱とは、ボール紙に紙を貼り合わせた箱で、強度や耐久性に優れています。BOX&NEEDLEは、京都で100年続く貼り箱工房が世田谷区・二子玉川で運営する専門店です(河田さん)


特に、ジュエリーボックスや小物が入る小箱の人気が高いですね。その他、小さな名刺入れサイズや写真立て、マグネットが付いているもの、ティッシュケース、ステーショナリーやA4サイズがしまえるもの……などなど、いろいろな用途で使えます。値段はサイズによりますが、540〜およそ10,000円程度。

何百種類という柄のバリエーションがあるので……プレゼント相手の人柄やインテリアに合うものを選ぶ楽しさがあります。しかも、世界中から集めた紙や、オリジナルの紙を使っているので、紙自体が廃盤になると二度と同じ柄に出会えないというレアさもあります。販売は12/25(金)までです(河田さん)

hatsuyumeの「指輪」(12,960~27,000円)

クラフト好きの女性には、高価なジュエリーに比べてかしこまらずに贈れるhatsuyumeのリングが人気です。絶妙な色合いの天然石や天然パールを使用したもので、ひとつずつ表情が異なり、選ぶのも楽しいですよ。

女性らしく、しかもインパクトもあって重ねづけするのも人気です。販売は12/12(火)までです(設楽さん)

彼氏/夫へのギフト

TOIVOの「メンズもこもこソックス」(3,240円)


寒い季節に家の中で履くのにピッタリな、TOIVO(トイヴォ)のメンズ用もこもこソックス。柄によってはレディース用の色違いもあるので、おそろいで履いてもかわいいですよ! 生産はフィンランドで行われていて、バリエーションは全部で40種類ほど。プリントではなく編み込みによる柄が、あたたかみがあります。

汗をほどよく吸湿し、余分な水分を放出する素材(アクリル+ナイロン+ウール)で、内側はもこもこの起毛なので、かなりあたたかいのが特徴。12/13(水)〜25(月)までの販売です(河田さん)

CASICAの「古道具」(972円~21,600円)



自分へのギフトにも最適な、古道具のセレクトです。新木場で古家具や古道具を扱うCASICAとコラボレーションし、「蔵出し市」をイメージして和のアイテムを中心に揃えました。器やトランク、ガラスビンなど、こだわりの1点が見つけられますよ(河田さん)


例えば、トランクにブランケットなどのファブリックや趣味のアイテムを入れてディスプレイしたり、カゴにドライフラワーや服を入れたり。1点あるとインテリアの雰囲気がアップします。使い方はその人次第ですね。

経年変化による色の出方や風合いが男性に好まれますし、すべて1点ものなので、特別感があるパーソナルギフトになります。12/25(月)までの販売です(河田さん)

両親へのギフト

マナハウスの「フェルトソックス」「手編みてぶくろ」(3,024円)


これからの時期に使いやすい、ヒマラヤの麓にすむ人々が手作業で作る編み物です。ソックス、てぶくろの他に帽子やバッグ、子ども用のアイテムなど、かなりバリエーション豊富なので、組み合わせを楽しく考えることができます(河田さん)

「ご両親に、色違いのてぶくろもオススメです」


スマホ入れと、コースター

例えば、母にはフェルトソックスを、父にはてぶくろを、孫用にも帽子を……と、おそろいでプレゼントしても喜ばれると思います。ペアで贈っても10,000円以内と、手頃な値段も魅力的です。販売は12/25(金)まで(河田さん)

millsの「泥染めストール」(28,080〜29,700円)、「クッションカバー」(13,500〜23,760円)



かつてハンガリーで使われていた穀物用の袋をリプロダクトした、インディゴ染めのクッションカバーです。デザイナーがインドやハンガリーに赴き、異国の土地で現地のおじいさんたちと交渉し、こだわりぬいて作った商品です。その他、奄美の泥染めのストールも。素材はすべて麻か綿を使用しています(設楽さん)


染めの工程を重ねることで、柄を出す伝統的な染め方が特徴。ユニセックスで使えるので、ご両親で色違いをプレゼントしても素敵ですよ。12/12(火)までです。

このフロアに来る方のプレゼントのご予算は平均10,000円ほどですが、3,000円、5,000円などカジュアルでかわいらしいプレゼントの需要にも応え、幅広い世代の方へのプレゼントが選べます。毎年、駆け込みで1週間前くらいにギフトをお求めになる方も多いですね。お待ちしています!(設楽さん)

※価格はすべて税込。

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Photographed by Kayoko Yamamoto

RSS情報:https://www.roomie.jp/2017/12/408162/