ドリフトできる車椅子!?
ノースカロライナ州で、電動車椅子を4輪のオフロードにしたような乗り物「Coyote 4WD」が製造されています。重量は59kgで世界最軽量の四輪駆動車を謳っており、乗用車からの積み下ろしもラクラクです。
車椅子の人々に翼を授ける
大自然の豊かさが楽しめるアウトドアですが、デコボコした地面で足場が悪い点では、脚が不自由な人たちには動き回りにくいです。ですがこの乗り物なら、自由に野山を駆け巡ることができるようになります。
健常者でも乗れるよう作られていますが、「最も軽い車両で最も急な角度を登れる」よう設計した結果が、このデザインなのだそうです。その結果、カッコ良さと機動力が両立したんですね。
レバー操作がアーケードゲーム筐体みたい
単なるトレッキングだけでなく、釣りや狩猟のお供にも良いとのこと。電動で静かなので、動物や魚を驚かすこともなく、排気ガスもゼロ。操縦は左右にあるレバーで行います。
バッテリーは1512Wから6048Wまで選べて、最長で130~225kmといった長距離を走ることができるようになっています。また日中は太陽光発電ができ、夜間はガジェット類に電力を出力できるため、1日中ずっと使えそうです。最高時速45km、各国の法定速度に設定可能。公道は走らない前提のようです。
選択肢もオプションも目移りしちゃう
気になるお値段は、2kWモーター搭載の2WDモデルが約183万円。3kWモーターの2WDは+約13万円、5kWの4WDだと+約26万円といった具合。これに荷台やLEDライトなどのオプションも用意されているので、アレもコレもとなるとフル装備のクルマ以上のお値段になりそう。
アウトドアの楽しみ方が広がりそうですが…たとえ趣味じゃなくても、狩人やレンジャーなど専門職にも頼もしい相棒になりそうですね。
ゴツくないヘルメットを探してるなら、こんなのはどう?
モンベルの「サイクルグローブ」は運転時の心強い相棒。
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Source: YouTube (1, 2, 3) via OUTRIDER USA via NEW ATLAS
text by 岡本玄介