この記事は、ROOMIEが所属する(株)メディアジーンのCoSTORYチームが編集した別企画の記事です。

ライフハッカー[日本版]から転載
もうすぐ夏がやってきますね。アウトドア好きには楽しいシーズンですが、どれだけ夏が好きでも耐えられないのが熱帯夜。

エアコンがあれば快適ですが、温度の感じ方は年齢や性別によっても違うもの。夏の寝室では、エアコンの設定温度をめぐる攻防戦が繰り広げられているのではないでしょうか?

個人で使えて、エアコンのように涼しい風が出て、場所をとらないものがあったら…と思っていたところ、まさに希望どおりのものがありました。イーグルジャパンの「冷風扇EJ-CA054」です。

今回、レビュー用にお借りできましたので、その使い心地や、ランニングコスト、メンテンナンス方法などをお伝えしたいと思います。

冷風扇ってどんなもの?

Image: CoSTORY


まずは、仕組みを簡単に説明しましょう。

「冷風扇EJ-CA054」は、縦長の直方体。下についているタンクの水が、背面の給水フィルターを通り、細かい網目フィルターから蒸発するときに、空気中の熱を奪います。

ちょうど”打ち水”の原理ですね。熱を奪われて冷えた空気がファンで送り出されるので、ただの扇風機よりも涼しい風が出てくる、という訳なのです。

Image: CoSTORY

この時、タンクに入っている水が冷えていれば、フィルターを通る水も冷たくなるので、より冷たい風が出てきます。

そのため、「冷風扇EJ-CA054」には、保冷パックが2個付属しています。保冷パックを冷凍庫でキンキンに凍らせて使えば、真夏でも快適に過ごせそうですね。

Image: CoSTORY

下の写真は、背面のフィルターです。外側の白いフィルターは、ホコリ除けフィルター。これを外した中に見える黒いフィルターが、給水フィルターです。

どちらのフィルターも、簡単に取り外してお手入れできますので、常に清潔に保つことができます。

Photo: 飯田あゆみ

冷風扇のおすすめポイントは?

冷風扇の良いところは、クーラーのように部屋全体の温度を下げず、風が当たるところだけ涼しくしてくれるところ。冷えすぎることがないため、冷房病で体調を崩しがちな人にも、もともと冷え性でクーラーの冷気が辛い人にも、ぴったりですね。

「冷風扇EJ-CA054」は、4段階の風量調整が可能。スイング機能、切タイマー、風の強弱を自動で切り替えるリズム運転や、入眠にあわせて風量を落とすお休みモードなどが搭載されています。

タンクの水を使う時は冷風運転を使いますが、それほど暑くない時は普通の扇風機のようにも使えます。

Photo: 飯田あゆみ


さらに、電気代の節約ができるところも、ユーザーに高く評価されているポイントです。

暑い日に半日(約12時間)使用したときの電気代は、エアコンの場合、およそ220円。これが冷風扇なら、およそ16円。一日で約200円、一か月で約6,000円の節約になるのだそうです。

Image: CoSTORY

その実力を試してみよう

さて、それではさっそく、「冷風扇EJ-CA054」の実力を試してみましょう。まずは、比較のために、水タンクを使用しない、単なる扇風機として使った時の動画です。

梅雨時の午後2時台、締め切った南向きの室内で、15分運転してみて、室温の変化を確認しました。

Image: 飯田あゆみ


風を当て続けていたのに、室温の上昇の方が勝ってしまい、スタート前24.1℃だったのに、15分後には24.7℃と0.6度も上がってしまいました。

体感では風がある分涼しく感じられるのですが、実際には太陽で温められた部屋の空気をかきまぜただけのようです。熱帯夜には、これでは辛そうですね。

続いて、冷風モードも試してみましょう。本当なら付属の保冷パックを使って実験したいところですが、レンタル品ですので、今回は自宅にあったクーラーボックス用の保冷パックを使います。

凍った保冷パックを入れ、そこに水を注入、そして、本体にセットします。

Photo: 飯田あゆみ

今回は実験ですので、水は控えめですが、満水まで入れれば5000㏄まで入るそうです。

Photo: 飯田あゆみ

では、冷風スイッチオン。同日の約20分後に実験開始しました。

Image: 飯田あゆみ


結果は、ご覧の通り、24.5℃から15分後には23.4℃へ、太陽による室温上昇を抑えて、0.9℃も下がりました。気化熱おそるべし。

ところで、賢明な読者ならお気づきのことかと思いますが、よく見ると、温度のほかにも変化している数値があります。そう。温度の右に表示されている、湿度です。

送風モードの時は、湿度62~63%あたりで一定だったのに、冷風モードでは70%まで上昇しています。考えてみれば当たり前ですが、冷風扇がタンクの水を蒸発させて、気化熱で冷気を生み出しているからです。

つまり、扇風機の代わりに、冷風扇をエアコンと同じ部屋で併用すれば、乾燥を防ぐ加湿器の役割も果たすというメリットがあるのです。エアコンの乾燥した冷気が苦手な人なら、こんな使い方もできそうですね。

「冷風扇EJ-CA054」は現在、共同購入サイト「CoSTORY」で2名のメンバーを集めて購入すると、約40%OFFの特別割引価格で購入できます。なんと1台につき5100円もお得!

本格的な夏を迎える前に、クーラーによる冷え過ぎ対策を考えていらっしゃる人におすすめしたい一品です。
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Photo: 飯田あゆみ

Source: CoSTORY

RSS情報:https://www.roomie.jp/2022/07/846961/