Text and Photographed by ヤマダユウス型
透明イヤホンは次のステージへ進んだ。
Nothing社から新しいワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」が発表されました。透明ケースで世間を驚かせた「Ear (1)」、オープンエアーと回転ケースが珍しい「Ear (stick)」に続く、第3のNothingイヤホンですね。
第3のといいつつ、ナンバリング的には待望の2でもあります。デザインこそEar (1)と似てますが(間違い探しできるレベル)、実際に音を聞いてみると……おいおい、コレめっちゃ変わってるじゃないの!
透明「だけ」がウリのイヤホンからはおさらば
Nothing「Ear (2)」 22,800円(税込)初代のEar (1)は、透明デザインのインパクトはあれど音質的には平凡って感じでした。けれどEar (2)はそこが改善されています。
サ行が目立つシャリ傾向の音質ですが、低音の膨らみや高域の伸びはかなり良い。特に中高域で沈みがちなベースやキックのアタックがよく通ります。音像全体もハッキリしてて聞いていて気持ち良いですね。
左がEar (2)、右がEar (1)。見た目は激似なんですけど、中身はかなり異なります。特徴的なのは空気の流量を増大させるデュアルチェンバー構造と、ドライバーにあけられた穴。これらにより空気の流れが増えて、音が滑らかになるそうな。
音質の要であるドライバーについても、Ear (1)は既製品を採用していましたが今回は新たに独自開発(Stickとも異なる)。ダイアフラムはポリウレタンとグラファンを組み合わせており、駆動させるマグネットもN45からN52に改良。
見えない部分がガラっと変わってますね。
マイク位置も若干変化。
チップセットが刷新されたことでノイキャンの威力もアップしていて、自動でノイキャンの威力が変化するアダプティブノイキャンに対応しました。
その影響でバッテリー消費が最適化され、結果的に長寿命化しています。
総じて、デザインの面白さだけで選ぶイヤホンから、音質でも選べるイヤホンになったと感じました。
ここ数日聞いてますが、電車でもカフェでもしっかり良い音で鳴ってくれています(ノイキャンも効いてる!)。透明イヤホン、着実に進化してますよ。
こちらは旧モデル Nothing ear (1) TWS 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth 5.2 アクティブ ノイズキャンセリング ANC 外音取り込み 自動ペアリング スケルトンデザイン 軽量 Teenage Engineering社チューニング 最大34時間使用可能 ワイヤレス充電対応 IPX4防水規格 専用アプリ対応 【iOS&Android対応】 ナッシング 18,500 Amazonで見る !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
デザイン面はさらに透明の魅力を追求
もちろんデザインで楽しませることも忘れていません。パッケージには前モデルにもあった……。
ビリっと破く一発開け仕様を採用。もはやNothing製品の定番になりましたな。
中にはシンプルなクイックスタートガイドと。
本体とケーブルがあります。
ケースの変化としては、Ear (1)のケースは4つのパーツで構成されていたのに対して、Ear (2)は3つのパーツから構成されています。
パーツが減ったことでケース全体の質量は30%コンパクトになっています。持った感じも小さく感じました。
あと、透明部分がガワだけでなく中身も詰まったパーツになってます。
例えるならビー玉のような感じで、透明の密度の層が入ったおかげでより複雑な反射をするようになってますね。ケースの角を見るとわかりやすい。
ケースのデザインはどこが変わったの?
ざっと見比べてみましょうか。左がEar (2)、右がEar (1)です。それぞれのイヤホンを入れ替えてもハマるほど、デザインは瓜二つ。
透明パーツの透明度が86%→89%にアップしてるそうですが、見てわかるかな……?
手に触ると微妙に質感が違うんですけど、ぱっと見はほとんど同じ。
充電端子部分。
ヒンジ部分。
開口側面。左のEar (2)の方が白い部分のパーツがコンパクトになっています。
底面はかなり違いがあります。Ear (2)は白いパーツがむき出しになっているのに対して、Ear (1)はケース全体を透明パーツが覆っています。イヤホンを配置する部分の透明の厚みも異なる。
個人的には底面から見ると透明素材の厚みが感じられて好き。透明要素をより洗練させてきましたねぇ。
音で選んでもデザインで選んでも、満足度高し
音質とデザインの両面を満足いくレベルまで高めてきた、Ear (2)。3月23日からNothing公式サイトとKITH TOKYOで先行販売(数量限定)が始まっています。一般の予約は28日から、30日には全国で発売開始の予定です。
価格は2万2800円。Ear (1)の初値より約1万円ほどお高いですが、Nothingいわく「高価になったがバリューはそれ以上になっているはず」とのことですよ!
耳にぐいっと押し込まないタイプのイヤホンを探していたけど、やっと正解が見つかったよ
1万円ちょっとなのにかっこよすぎる「Nothing」のイヤホン、買ってみたら完全に正解のやつだった…
こちらは旧モデル Nothing ear (1) TWS 完全ワイヤレスイヤホン Bluetooth 5.2 アクティブ ノイズキャンセリング ANC 外音取り込み 自動ペアリング スケルトンデザイン 軽量 Teenage Engineering社チューニング 最大34時間使用可能 ワイヤレス充電対応 IPX4防水規格 専用アプリ対応 【iOS&Android対応】 ナッシング 18,500 Amazonで見る !function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")