撮影:西山 航(世界文化ホールディングス) 覚えておくと便利な、野菜の副菜。
旬のなすとトマトを組み合わせて、フランス風に「エチュベ(蒸し煮)」にしてみませんか?
料理家・上田淳子さんによると、高温の蒸気によって甘みが出て、さらにオリーブ油のコクがプラスされるので、「濃厚でやさしい味わい」に仕上がるのだそう。
「蓋をしてほったらかし」の手軽さも魅力です。
「トマト入りなすのエチュベ」のつくり方
(本書113ページより)
<材料(1人分)>
なす(輪切り)…1本(80g) トマト(くし形切り)…1個(150g) オリーブ油…大さじ1/2 水…50ml 塩、こしょう…各適量<つくり方>
1.フライパンになす、オリーブ油、水を入れ、蓋をして中火にかける。
2. 沸いたら約3分蒸し煮し、蓋を取って余分な水分を飛ばす。トマトを加えて塩ひとつまみ、こしょう少量をふって混ぜる。
(『フランスの台所から学ぶ 大人のミニマルレシピ』113ページより引用)
旬の野菜は「エチュベ」で簡単&おいしいひと皿に
料理家・上田淳子さんの新刊『フランスの台所から学ぶ 大人のミニマルレシピ』(世界文化社)は、食材や調味料が少なく、工程が簡単なフランス流のミニマルレシピを紹介する一冊。
フランスの台所から学ぶ 大人のミニマルレシピ 1,870 Amazonで見る 1,870 楽天で見る!function(t,e){if(!t.getElementById(e)){var n=t.createElement("script");n.id=e,n.src="https://araklet.mediagene.co.jp/resource/araklet.js",t.body.appendChild(n)}}(document,"loadAraklet")
「エチュベ」はフランス人の野菜の基本調理法のひとつ。「素材+油脂+水」で蒸し煮する──これだけでどんな野菜もおいしくしてしまう、懐の深いテクニックなんです。
「トマト入りなすのエチュベ」は、とろっとろに火が入ったジューシーななすに、甘く濃厚なトマトがソースのように絡んで、シンプルなのに何度でも食べたくなる味わい。
味つけは塩こしょうだけですが、バジルやオレガノもよく合います。
そのまま副菜としてひと皿にしてもいいし、肉や魚の付け合せにも最適。レトルトのパスタソースに合わせるのも、フレッシュ感と栄養素がプラスできてオススメですよ。
「焼きなすと焼きピーマンのマリネ」(本書127ページより)
余ったなすは、野菜の基本調理法・その3として登場する「マリネ」にして食べてみました。なすとピーマンをグリルで焼くのがひと手間ですが、マリネ液がよく染み込んで、ご馳走感がさらにアップ!
ぜひ本書を参考に、旬の夏野菜をおいしく味わってみてくださいね。
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