とってもカラフルでポップな模様の2枚貝。
これ「and」という名前のマグネットなんです。
「and」は“あなたとわたし” ”You & I”。プリントを施した2枚貝は再び離れることのないように、マグネットで繫がっています。
一緒にいることに幸せを感じてほしいという願いを込めて、こちらのデザインを担当したminna(ミンナ)と、soda design(ソーダデザイン)が名付けました。
この2枚貝のマグネットは「MONOPURI(モノプリ)」というプロジェクトで生み出されたプロダクトのひとつ。
MONOPURIとはさまざまなモノにプリントする実験的プロジェクトで、東京・恵比寿にある制作会社「マジックタッチジャパン」の呼びかけで、第一線で活躍するデザイナーやイラストレーターらクリエーターが参加。モノ担当とプリント担当のデザイナーがペアを組み、新しいプロダクトを生み出しています。
ほかにもカトラリーにプリントした「THE CUTLERY OF MONOPURI」。こちらは501DESIGNSTUDIOとAD&Dデザインによるもの。食卓をカラフルに楽しく演出してくれそうです。
手にすることで気持ちが軽やかに、前向きになれるようにという気持ちを込めた羽根ペン「PHOENIX」。デザインは先ほどのマグネットと同じminnaと、TYMOTE(ティモテ)。鮮やかな色彩のグラフィックが羽根に直接プリントされ、まさに”伝説の鳥”の羽根のようですね。
「PANAMA」は、屋外広告に使われるターポリンメッシュという素材で制作したバッグとポーチ。こちらのデザインを手がけたのはMUTE(ミュート)と、コラージュ作家の大野彩芽さん。
メッシュの表と裏、別々の柄をプリントして袋状にすることで、表裏の柄が重なり1つのコラージュが生まれるという仕掛け。さらにバッグやポーチに入れるものによって、その風景も1つのレイヤー(階層)となって重なり、いくつものコラージュを生み出します。
ガラス、金属、陶器、革など、さまざまな素材にフルカラープリントを可能にする「マジックタッチジャパン」の高い印刷技術。それもさることながら、依頼されたものを制作するだけにとどまらず、もう一歩進んで「新しいモノを生み出そう」「新しい可能性を追求しよう」という姿勢。これからのモノづくりの方向を指し示してくれているのではないでしょうか。
「モノを活かすためのプリント」と「プリントを活かすためのモノ」を、技術者とクリエーターが一緒になって日夜、試行錯誤し生み出すMONOPURIのプロダクト。目が離せません。
MONOPURIのプロダクトの取扱店舗はこちらでチェックを。
またCINRA.STOREとemimoでも購入できます。
[MONOPURI]