でも文房具だからこそ、機能性は気にせず、遊び心のあるデザインに心ひかれたりもしますよね。本来の役割を果たしてくれないものや、何のために作ったんだろう? という、ただただいとおしいタイプの文房具というのも、世の中には存在します。
今回、ご紹介する「Hippopotamus Stapler」も、その1つ。
オフィスでもペーパーレス化が進んでいて、もしかしたら今では出番が少なくなったかもしれないホッチキス。カバのデザインなのですが、そこにはデフォルメされたかわいらしさはなく、かなりリアルな作りになっています。
しかも、陶器。なぜか、陶器。持ち運びのことは考えられていないのです。
持ち運べないし、壊れやすい。だけど、リアルカバ。
もうそれだけで、存在価値がありますよね。この際、ホッチキスだということを忘れて、オブジェとして飾ってもいいですね。いや、使いやすいかはわからないけど、きっと仕事だってしてくれるに違いありません。
もし、このリアルカバなホッチキスにピンときたら、あまり求めすぎず、そっと傍らに置いてあげてください。
Hippopotamus Stapler [分度器ドットコム](林美由紀)