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ニューバランス買う時にもう迷わないよね?
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ニューバランス買う時にもう迷わないよね?

2014-07-22 13:00

    シティボーイ&ガールのスニーカー入門その3。

    前々回「ニューバランスの違いを勉強してみたよ」ではNew Balanceの定番の一つでもある500番台の違いを、前回「もうすこしニューバランスについて勉強してみよう」では99X番台の違いを勉強してきました。

    今日はNewbalanceでもモデルの多い1000番台について勉強していきましょう。

    1000番台といっても始まりは「1300」から。1985年に発売された記念すべき1000番台モデル。当時日本円でスニーカーなのに39,000円。今でもちょいお高めの価格ですが当時から破格のモデルだったんですね。

    さて、これまで勉強してきた500番台や99X番台と何が違うのか?

    最も違うのは後発機ならではの「ハイテクさ加減」です。続いてシルエットやギミックに違いがあります。

    まずはスニーカーの歴史の教科書ができるのなら、確実に年表入りするのが「M1300」です。

    「M1300」




    何度か触れてきた“ENCAP(エンキャップ)”を世界で初めてミッドソールに搭載したモデルなんですね。

    カンタンに言うとEVA素材をポリウレタンでサンドイッチしたようなふわっと軽いソール。
    出展:「ニューバランスの違いを勉強してみたよ」(roomie)

    抜群のクッション性と安定性にラルフ・ローレン氏も「雲の上を歩いているようだ。」と絶賛したほどです。

    アウトソールには登山靴などにも装備されているビブラム社のちょい堅めのソール。




    クッション性に優れたミッドソールと安定性のあるアウトソールが“スニーカー界のロールスロイス”ともいわれる所以となっているわけです。

    「M1300」(色はsteel blue)

    その後1989年に発売されることになるのが「M1500」です。これまでのクラシカルな佇まいから、モダンなデザインに変身。

    「M1500」

    ハイテクさはやっぱりソール部分。初めて“一体成型ミッドソール”を搭載したモデルです。一体成型ミッドソールというのは弾力性と強靱さを併せ持つ“TPUスタビライザー”と、もうおなじみ“ENCAP”を組み合わせたソールです。




    高い技術を必要とするためか、「M1500」はオリジナルは“Made In USA”。その後リリースされるモデルには“Made In ENGLAND”のものが多く見受けられます(中には日本企画のものもあります)。

    お次のモデルは「1400」という型番なのに、当時大量生産できなかったため「M1500」より後の1994年にデビューすることになったモデル。

    「M1400」




    「M1300」と雰囲気似ていますが、やっぱり違うのがソール。“ENCAP”とEVA素材を圧縮成形した“C-CAP”の組み合わせになっています。やや柔らかめのソールは立ち仕事の多いワーカーさんなどにも愛用されたとか。

    近年ではアパレルブランド「J.CREW(ジェイ・クルー)」が別注をかけていたりすることはファッション好きな方はご存じのはず。

    「J.CREW×Newbalance 1400」




    「J.CREW」は2009年に日本から撤退したものの、アメリカでは再び巻き返しているようで、再上陸を期待しちゃいますね。

    「M1400」と同年デビューしたのが「M1600」。同じ1000番台なのに全然違う印象です。

    「M1600」




    このモデルからソールが“ABZORB”になっています。



    動画にもあるとおり、吸収性のあるセルが敷き詰められることによって、マイルドな履き心地になっています。アジア製のモデルも多く、比較的手に入れやすい価格で、初めてのNBとして「M574」などと比較検討してみるのもイイかも。

    そして5年の時を経て1999年に久々の新作として発表されたのが「M1700」。

    当時スニーカー界はグラデーションがステキな「エアマックス95」や縞々の「エアマックス97」、ど派手&ハイテク「ポンプフューリー」など色や柄に新たな旋風が巻き起こっていました。それでも堅実な物作りを続けるのがNewbalanceらしいところで、デザインは前作を踏襲しつつ、やっぱりソール部分にテクノロジーを詰めてきます。かかとにご注目ください。

    「CM1700」(画像は2011年の復刻モデル)




    ここでお披露目になったのは“Ndurance(Nデュランス)”。削れやすいカカト部分を守るプロテクターでした。愛着のある一足の寿命を長くするテクノロジーは嬉しいものです。

    このように「M1300」から「M1700」の大きな違いはソールの違いにあったのです。

    続いてシルエットについて。

    500番台と比べるとややシャープです。1000番台はかかと部分がきゅっと絞ってあるものが多く、“ホールド感”を求める方には1000番台が良いかもしれません。

    「M1500」


    また「M1500」以降は「N」のロゴが小さめの刺繍仕様になって控えめな印象です。「CM1600」と「M998」




    1000番台で昔ながらの大きめロゴが好きならば「M1500」より前のモデルが良いかと思います。

    クッション性の違いやデザインの印象を比べながら、いろんなお店を巡って自分の好きな一足を探すのも楽しいものです。夏休みにスニーカーを新調したい方は街にくり出してみましょう!

    【参考】
    Running Style – Newbalance
    Newbalance – SNEAKER NEWS
    ファン垂涎!! 『ニューバランス』の最高傑作「1300」が、オリジナルをほぼ忠実に再現し、3月に復刻します。 – EYESCREAM.JP
    スニーカーのロールスロイス NEW BALANCE 1300。 – あづの徒然なる趣味(ZIPPO/NIKE/ROLEX等)独り言

    RSSブログ情報:http://www.roomie.jp/2014/07/186845/
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