この夏、旅行に行った人もそうでない人も、外国の言葉や文化を知りたいという好奇心はいつでもあるものですよね。色んな国のことを知りたいけど、ぜんぶ知るのは大変…。
基本の挨拶、ユニーク(且つコア?)な文化のいい所どりのダイジェストがあればな。そんなワガママを、ファッショナブルに叶えてくれる企画を発見しました!
‘Models mother Tongue’ー「モデルの母国語」
ハイクオリティでその独自の世界観にファンの多いイギリスのファッション誌『i-D』のウェブでの企画。
先日UPされた日本版にはトップモデルのTAOさんが登場! モード誌やランウェイでのクールなイメージが強いTAOさんですが、この動画では彼女のキュートな一面を見ることができます。
「こんにちは」「乾杯!」に加えて「カラオケ行かない?」といった日本ではよく使われるフレーズ、さらには、「急いで! 新幹線に乗り遅れるよ!」など、チョイスされているフレーズが面白い。ちょっとマニアックな気もしますが、さすがi-Dです。確かに「THE 日本」だと思うポイントを押さえています。
それでは、他の国についても見てみましょう。
ロシア編ーHow to Speak Russian with Nastya Sten
こちらはBGMがくるみ割り人形や民謡音楽で最初からロシアンムードたっぷり! 「クレムリン広場でセルフィー(自撮り)したら、instagramにUPしたいよね。そういう時にはこう聞きたいでしょ? 『どこにWIFIある?』って」
今の時代をよく捉えたまさに「使える表現」ですね。そして、喉が渇いた時に欲しいもの…「ウォッカのボトルはどこで手に入るの?」
デンマーク編ーHow to Speak Danish with Nadja Bender
モデルのお気に入りのフレーズ、「2つデニッシュペストリー下さい!」
いやいや! デンマークで「デニッシュ」と言っても通じないですよ。
「デニッシュ」はデンマークや、その周辺の北欧が発祥とされていて有名なものですが、現地では’wienerbrød’(ビエナボイ)と言いましょう! モデルが気持ち良さそうに座るピンク椅子もデンマークの老舗ブランド、Fritz Hansenのものでディテールにもデンマークが隠されています。
ポーランド編ーHow to Speak Polish with Ola Rudnicka
まるでファンタジーの世界からやってきたようなポーランド人モデルのOlaが紹介。‘Bar mleczny’(直訳すると‘Milk Bar’)というポーランドのカフェは要チェック!
第二次世界大戦中、貧しい国民のための食堂として発展した、安くて家庭的な味が楽しめるカフェのことだそう。
共産主義の崩壊後、一般的なレストランに圧されて大幅に数の減ってしまったMilk Barですが、近年その人気に返り咲きの兆しを見せているそう。立地の良さから都市開発のために取り壊されそうになるMilk Barに保護運動がおこるほど。
何と言っても€2〜3で伝統的なランチが食べられるのは、特に貧乏旅行の学生には朗報! 現地のムードと歴史を感じながら、伝統料理のポーランド式餃子のピエロギを味わいたいですね。
美しすぎる世界のトップモデルに魅了されながら、言語と文化のお勉強。思いもよらなかった意外な国や文化との出会いがあるかもしれませんね。
さて、次はどこの国についてリサーチしようかな?
[i-D]