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山野萌絵著、小説「メンズ地下アイドル神話大系」を購読してみた!
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山野萌絵著、小説「メンズ地下アイドル神話大系」を購読してみた!

2019-05-07 22:15
    先月「メンズアイドルと2ショットチェキを撮ってみた!」という記事を書きました。


    この時参考にしたのが、山野萌絵(めりぴょん)さんのブログだったのですが、そのブログエントリーはそもそも「同人誌に収録される原稿のプロトタイプ」だったわけです。そうなると、その同人誌が欲しくなるじゃないですか。というわけで5月6日(休・月)、東京流通センター第一展示場にて開催された第二十八回文学フリマ東京に行ってきました。

    ■「メンズ地下アイドル神話大系」の感想

    文学フリマは「文学作品の展示即売会」です。東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケットの文学版だと考えれば分かりやすいかもしれません。取りあえず13時に仕事を終え、王子駅から京浜東北線に乗車。浜松町駅から文化放送へは向かわず、東京モノレールに乗って流通センター駅へ。会場の東京流通センター第一展示場は、駅からすぐそばにあります。到着したのは14時過ぎでした。

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    14時頃に撤収すると告知されていたので、間に合うか不安だったのですが、特に問題なく、2冊の新刊を購入しました。その後、会場をふらふらと回り、寄り道などもしながら帰宅します。6日は疲れたため、そのまま就寝。7日になって「メンズ地下アイドル神話大系」を開いたのでした。小説を読むのは、おそらく1、2年ぶり。「大丈夫かな~」と思いましたが、無事読み終えることができました。

    小説の導入は、山野さんのブログから引用します。

    目が覚めると私はクラブキャメロットのトイレでぶっ倒れていた! 様子のおかしいメンズ地下アイドル・渉くんと平成三十年の大晦日に遭遇した「私」はその晩、全身ジルバイ・ジルスチュアートを着た量産型の「シャブの神様」に命じられて渉くんのTOを目指すべく孤軍奮闘する。

    『ガチ恋こそが世界を変革する鍵!』

     ちゃんと恋愛できないすべての鬱病患者に捧げるメンヘラ黙示録!(本同人誌に収録されている小説はフィクションであり、実在のアイドルとは全く関係がありません。予めご了承の上、お買い求めください)
    私は語彙力がないので、感想は「面白かった!」としか表現できないのですが、いくつか私の疑問に答えているであろう記述がありました。以下「メンズアイドルと2ショットチェキを撮ってみた!」を読んでいること前提で記します。

    まず、こちらの写真。


    小説内で、女子の地下アイドルとメンズ地下アイドルの違いは「チェキ会」だと記されています。確かに、一度のチェキ会に使う金額とか、過剰接触とか、チェキ会が大きな違いということは理解できるのですが、私が一番違いを感じたのは、上の写真でした。みんな顔を隠してますよね。

    全ての現場を確認したわけではないので、あくまでも私の印象ですが、同じような写真を女子アイドルの現場で撮影したら、顔を隠す方が少数派だと思います。メンズアイドルの観客は女性で、女子アイドルの観客は男性という性差、もっと言ってしまえば、日本における性別の役割分担意識などが原因と思っていたのですが、これはある意味正解だったのかなと。なるほど、メンズ地下アイドルのチェキ会は「JKリフレや風俗業で同年代よりは資金力のあるオタクをターゲットにして」という記述に納得します。あくまでも小説なので真偽のほどは分かりませんが、その可能性はあるし、そうであれば顔を隠す理由も分かります。

    あと不思議だったのは、チェキで1万円を出せるのに、なぜ終電を気にするのかという点です。私が終電を気にしたことは生涯で二度しかなくて、一度目は19時キックオフで市原緑地運動公園臨海競技場にて開催されたJリーグでの試合終了後、道に迷った時(当時はスマホもなかった)。二度目は河口湖ステラシアターで開催された茅原実里さんのライブ終了後、やっぱり迷って山道を歩いた時(スマホはバッテリー切れ)なんですよね。ちなみに両方とも、終電に間に合いました。

    私の場合、恵比寿から東京都北区まで深夜料金のタクシーに乗っても、1万円でお釣りがくるはずなので、どうにも理解できない。いや自宅が東京都23区外とか、そういう可能性は理解できるのですが、それなら漫画喫茶やカラオケで一晩過ごしてもいいじゃないですか。まあ社会人ならば、終電で帰宅が正解なんですけどね。
    年を明けてからの私はずっと東奔西走していた。資金作りのためだった。チェキを撮るために人間は魂を削れるのか、というぐらいに魂を削った。
    あくまで小説なので、全ての人がそうだとは思いませんが、お金をチェキ以外に使いたくない。従って、より多くのチェキを撮るため、今回のチェキ会は見送る。奇妙ではありますが、こういう思考回路は成り立つ気がしました。

    この小説は「メンズ地下アイドル」の特殊性を強調する一方で、普遍的な心理描写も多いと感じました。自分の周りにメンズ地下アイドルの熱狂的ファンはいないのですが、ソシャゲの重課金者にありがちな表現というか……。欲しい英霊が来るまでガチャを回し続けたり、古戦場から逃げられなかったり、連続ログインボーナスが途切れてやる気をなくしたり。そういう時の気持ちと、小説のヒロインの「メンズ地下アイドル」への思いは似ているんじゃないかなと思いました。だからこそ「メンズ地下アイドル」の厄介さも際立つわけです。
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