https://h-pencil.com/works/eg/
渡辺文重の有料メルマガ批評
https://h-pencil.com/works/eg/
エーテルグライダー(ETHER GLIDER)|ボードゲーム体験記
宇宙商人となって銀河で一番の大金持ちになる。「エーテルグライダー(ETHER GLIDER)」は5人まで遊べるボードゲームです。
https://h-pencil.com/works/eg/
このゲームの魅力は、さまざまな勝ち方があることです。私は過去2回、3人で遊んだのですが、最初はヤツノセ幕府のオウカ・サラツギが後見人となり、高レベルの宇宙怪獣(デンジャーカード)を打倒することで勝利点を獲得。2回目はシール上天大公国のジルエルが後見人となり、乗客輸送で勝利点を獲得。いずれも1位となりました。今回は3連勝を懸け、5人プレーに挑みます。
このゲームで一度に登場できる国家は4つまで。今回は初プレー2人がいるため、推奨通り、ウオノメハイツ小惑星群、超銀河大図書館ソリダスター、グランマキア帝国、ディエン・ハー統合領をセットします。プレーヤーは5人。必然的に少なくても1人、登場しない国家から支援を受けるプレーヤーが出ることになります。
ただ、ボードに登場する国家から支援を受けるからと言って、それが有利だとは限りません。収入が最初から「1」あり、最初から乗客を乗せられるものの、スタート地点が該当国家の支星に限られます。一方ボード上に支援国家のないプレーヤーは、貨物を積み込んだ状態で(積み込まなくても良い)ボード中央の3カ所のいずれかからスタートすることになります。
今回1番手となった私の後見人は、企業国家デル・エルガンデのヒルダ・プリエルデ。2番手はグランマキア帝国のシャイアー・カサネ・マキアⅣ世、3番手はディエン・ハー統合領のランシー・ファータイド、4番手はヤツノセ幕府のオウカ・サラツギ、5番手はヘルヘイム鉱山星系同盟のハルキー・ハルキールが、それぞれ後見人となります。
過去2回のプレーは、支援国家の得意とするアクションを重点的に行うことで勝利を収められました。そのため今回も同様にプレーしようと考えます。企業国家デル・エルガンデはどうやら、投資を行うと良いようです。投資はお金をつぎ込むことで、効率的に勝利点を得ようと思うのですが……。数ターンほど、漫然と依頼をこなしているうちに、あることに気付きます。
「あれ、投資に必要なお金が全く貯まらないのだけど……」
宇宙怪獣を倒すことが得意な国家や、貨物を運ぶことが得意な国家の場合は、それらのアクションを行うことで自然とお金“も”集まるのですが、企業国家デル・エルガンデは金を集めてからが強い国家。初期投資に必要な金を集めるため、きちんと工夫する必要があったのですが、なんとなく依頼をこなしていただけなので、思うように金が集まりません。序盤は即金がもらえる依頼、あるいは航路の開拓をこなす必要があったのです。
気付いた時には完全に後手。実績ボードを整えて勝点を獲得しようと試みるのですが、競合なしで次々と宇宙怪獣を倒していくヤツノセ幕府、次々と依頼をこなしていくヘルヘイム鉱山星系同盟、投資や建造を進めるディエン・ハー統合領の後塵を拝していることは明らか。なんとか逆転しようとあがきますが、最後の繁栄キューブが取り除かれて万事休す。結果は4位となりました。
1位:ディエン・ハー統合領 203
2位:ヘルヘイム鉱山星系同盟 200
3位:ヤツノセ幕府 191
4位:企業国家デル・エルガンデ 164
5位:グランマキア帝国 147
2024/02/01(木) 14:00 理性の時代(Zeitalter der Vernunft)|ボードゲーム体験記
2024/02/16(金) 15:45 白鷺城/ホワイト・キャッスル(The White Castle)|ボードゲーム体験記