◆今回の概要
「今週のあいさつ」ではPOARO(ポアロ)のライブについて記しました。日記は、本当に平凡なおっさんの日常となっています。『堀江由衣ベストライブ~由衣と時間泥棒~』は、いまだに視聴できていません。
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◆今週のあいさつ
ごきげんよう、有料メルマガ評論家の渡辺文重です。9月29日(日)、ポアロというアラフォー2人によるユニットのマンスリーライブに行ってきました。一応、音楽ユニットのようですが、基本的には「お笑い」だと思っておいた方が無難です。ちなみに、初めてポアロのマンスリーライブに参加した時(Twilog調べによると2010年6月20日)、彼らがほとんど歌を歌わなかったため、私は衝撃を受けました。
さて、ポアロを構成するメンバーは、アニメ・声優業界で知らない人はいないであろう2人、名司会者の鷲崎健氏と、売れっ子構成作家の伊福部崇氏です。この著名人2人がライブをやるのですから、ものすごい観客が来ているに違いないと思ったのですが・・・。2010年の時点で100名程度だったでしょうか。その後はやや減少傾向で、先月行われたマンスリーライブは、観客が80名程度でした。
私は新参者なので、以前のことは分かりませんが、2人の話によると、10年間、同じ程度の集客力とのことです。実際、10年間以上、新宿Fu-(http://www1.odn.ne.jp/engeijou/shinzyuku.html)という小ホールでマンスリーライブを続けているのですから、ウソではないと思われます。
観客としては、観客の数が少なければ少ないほど「ロイヤルティー(忠誠心)」を示せるという考え方もできますし、開演後に入場しても椅子に座れることは、足腰の弱ってきた私のようなおっさんには、ありがたいことなので、正直、現状で問題はないと思っています。(※自由席が80ほど。席が埋まった場合は立ち見)
しかし、マンスリーライブを続けるためには、金銭面やモチベーションなどを含め、ある程度の集客力が必要となります。ポアロは、それぞれのソロ活動で生計を立てていると思われますので、金銭面は気にする必要はないと思いますが・・・。
一応、計算しますと、ライブの当日券は2000円ですから、観客が80名の場合は、1回あたり16万円の粗利となります。そこから、新宿Fu-の使用料・約5万円(正確には4万7250円/HP調べ)を引くと、11万円となります。そのほか、諸経費もあるでしょう。そして、出演者、スタッフを含めると10人ぐらいはいるので、打ち上げをしたら、ほとんど手元に残らないという計算になります。(※ちなみに、私は半年ごとに発売される通し券を購入しています。)
鷲崎氏と伊福部氏が本職で稼ぐ「時給」を考えたら、マンスリーライブは「損」な仕事となるのですが、それでも、ライブが継続されているということは、ファンにとって、非常にありがたいことです。あまり、結論のある話ではないのですが、有料メルマガというサービスを考える上で、ポアロのマンスリーライブのようなケースは参考になるような気がしています。