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◆リニューアルします
ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。突然ですが、これから『渡辺文重の有料メルマガ批評』をリニューアルしたいと考えています。具体的な変更点は「更新頻度」です。
お金をもらっておいて、こんなことを記すのは悪いと思うのですが……。これまでの更新頻度は「不定期」というよりも「気まぐれ」でした。なんとなく、1週間に二度は更新していて、それにプラスして、有料メルマガだったり、大好きなアニメ作品や声優だったりについて執筆してきたのですが、これからは「毎日更新」にしたいと考えています。
約10日間、「アニメ視聴日記」を毎日更新してきたのですが、問題が生じなかったこと。また、1週間に一度、まとまった時間を取るよりも、毎日、数時間という執筆スタイルの方が、私のライフスタイルに合っていることが、大きな理由となります。
今後は、「アニメ視聴日記」(有料記事)に、「メールボックスに届いた有料メルマガ」、「注目の有料メルマガ」、「気になったニュース」(有料メルマガ発見!/有料メルマガ配信者の気になる発言/有料メルマガに関する記事/イベント情報/そのほか/『有料メルマガ批評』などへの感想)を集約させたいと思います。
その一方で、不定期で更新してきた「有料メルマガレビュー」などの記事は、原則、無料で公開していくつもりです。なお、「1週間に届いた有料メルマガ一覧」は、無料記事として継続していこうと思っています。
以上、リニューアルについてのお知らせでした。
◆有料メルマガを始める上で重要な2つのこと
さて、私は約1年間、『渡辺文重の有料メルマガ批評』を続けてきたのですが、その中で、有料メルマガを始める上で重要なことが2つあると気付きました。それは、「更新頻度」と「料金」です。
◆「更新頻度」の重要性
「更新頻度」は、言い換えるならば、自分がどれだけ、有料メルマガに時間を割けるか、ということになります。1週間に一度、まとまった時間を取れるならば「週刊」、2週間に一度、まとまった時間を取れるならば「隔週刊」、1カ月に一度、まとまった時間を取れるならば「月刊」とすれば良いのです。なんか、あまりにも当たり前なことですよね。しかし、実際には「更新頻度」が維持できない有料メルマガが、数多く存在するのです。
なぜ、有料メルマガ配信者は「無謀」な更新頻度を設定してしまうのか。それは、有料メルマガの市場規模に対する誤解が原因だと考えられます。ハッキリ言いましょう。一部の例外を除いて、有料メルマガはもうからないのです。ぶっちゃけ、お金をもうけたいのであれば、他の仕事をした方が、断然、効率的です。
こうした例えが適切かどうかは分かりませんが、有料メルマガは、時間や労力、場合によってはお金を注ぎ込み、会員数を増やしていく、リアルタイム更新のシビアなソーシャルゲームなのです。毎日、プレーをしていなければ、会員数は増えないし、場合によっては減少する。また、毎日プレーしていても、間違った選択肢を選べば会員数が減る。そういう厳しい世界なのです。
有料メルマガは「ぬれ手で粟(あわ)」だと思って参戦してきた人たちは、あまりの攻略難度の高さに、モチベーションが低下してしまいます。こうなると、有料メルマガのために時間を割けなくなり、結果、「更新頻度」を守れなくなる。そして、休刊や廃刊を決断することになるのです。
つまり、有料メルマガのための時間は、「(金もうけの手段としての)仕事」ではなく、「(金を消費する)趣味」にどれだけ割けるかという観点で考えるべきなのです。あと、成果の出ない「仕事」を延々と続けられる人間の有料メルマガが、読者から面白いと思われるはずがないことも、ついでに指摘しておきます。
◆「料金」の重要性
有料メルマガにおいては、有料会員数も1つの評価基準ではありますが、究極的には、どれだけの収入があったかが重要となります。会員数が1000人いても、料金が100円であれば、収入は10万円。一方、会員数が200人であっても、料金が1000円であれば、収入は2倍の20万円となるのです。これは極端な例ですが、それだけ「料金」の設定は重要だということです。
経営シミュレーションゲームであれば、料金を100円に設定したら会員数が1000人になって、料金を1000円にしたら会員数が10人になるかもしれませんが、現実の世界において、そんな単純な法則は通用しません。これまた極端な例ですが、その人の有料メルマガが読みたいと思ったら、100円でも1000円でも関係ないという顧客がいるため、料金を100円に設定しても、1000円に設定しても、会員は10人で変わらない、ということもあり得るのです。
実際、料金を下げたにもかかわらず、思ったよりも会員数が増えなかったという事例や、料金を上げたにもかかわらず、思ったよりも会員数が減らなかったという事例は存在します。ただし、料金を上げるという決断は、料金を下げるという決断よりも「重い」ということは覚えておくべきでしょう。また、有料メルマガの市場規模は小さいため、どこかの時点で、会員数の増加は頭打ちとなることも覚悟しておくべきです。
そして、これが最も重要なことですが、「料金」を決定する上で、客観的な「コストパフォーマンス」は無視しなければなりません。そして、自分がモチベーションを維持できる「収入」を、獲得できると予想される「会員数」で割った結果、導き出された数値を「料金」とすべきです。そうでなければ、有料メルマガへのモチベーションを維持することは難しくなります。
ぶっちゃけ、どこまで行っても、有料メルマガは「割高」なのです。いくら、津田大介氏の『メディアの現場』や水道橋博士氏の『メルマ旬報』の文字数がすごいと言っても、毎日届く「新聞」の敵ではありません。もっと言ってしまえば、Web上には、一生かかっても読み切れないほどの情報が、無料で公開されているのです。そんなものと「コストパフォーマンス」で勝負できるはずがないのです。
◆彼を知り己を知れば百戦殆からず
結局、何が言いたかったのかと言えば、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という『孫子』の言葉です。要するに、有料メルマガの市場規模を知り、自分がどの程度の更新頻度を維持できるかを知ることが、有料メルマガを継続する上で重要だということです。
有料メルマガを始めて、すぐに撤退するケースも少なくないので、有料メルマガを始める人は、以上のことを参考にしていただければと思います。
ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。突然ですが、これから『渡辺文重の有料メルマガ批評』をリニューアルしたいと考えています。具体的な変更点は「更新頻度」です。
お金をもらっておいて、こんなことを記すのは悪いと思うのですが……。これまでの更新頻度は「不定期」というよりも「気まぐれ」でした。なんとなく、1週間に二度は更新していて、それにプラスして、有料メルマガだったり、大好きなアニメ作品や声優だったりについて執筆してきたのですが、これからは「毎日更新」にしたいと考えています。
約10日間、「アニメ視聴日記」を毎日更新してきたのですが、問題が生じなかったこと。また、1週間に一度、まとまった時間を取るよりも、毎日、数時間という執筆スタイルの方が、私のライフスタイルに合っていることが、大きな理由となります。
今後は、「アニメ視聴日記」(有料記事)に、「メールボックスに届いた有料メルマガ」、「注目の有料メルマガ」、「気になったニュース」(有料メルマガ発見!/有料メルマガ配信者の気になる発言/有料メルマガに関する記事/イベント情報/そのほか/『有料メルマガ批評』などへの感想)を集約させたいと思います。
その一方で、不定期で更新してきた「有料メルマガレビュー」などの記事は、原則、無料で公開していくつもりです。なお、「1週間に届いた有料メルマガ一覧」は、無料記事として継続していこうと思っています。
以上、リニューアルについてのお知らせでした。
◆有料メルマガを始める上で重要な2つのこと
さて、私は約1年間、『渡辺文重の有料メルマガ批評』を続けてきたのですが、その中で、有料メルマガを始める上で重要なことが2つあると気付きました。それは、「更新頻度」と「料金」です。
◆「更新頻度」の重要性
「更新頻度」は、言い換えるならば、自分がどれだけ、有料メルマガに時間を割けるか、ということになります。1週間に一度、まとまった時間を取れるならば「週刊」、2週間に一度、まとまった時間を取れるならば「隔週刊」、1カ月に一度、まとまった時間を取れるならば「月刊」とすれば良いのです。なんか、あまりにも当たり前なことですよね。しかし、実際には「更新頻度」が維持できない有料メルマガが、数多く存在するのです。
なぜ、有料メルマガ配信者は「無謀」な更新頻度を設定してしまうのか。それは、有料メルマガの市場規模に対する誤解が原因だと考えられます。ハッキリ言いましょう。一部の例外を除いて、有料メルマガはもうからないのです。ぶっちゃけ、お金をもうけたいのであれば、他の仕事をした方が、断然、効率的です。
こうした例えが適切かどうかは分かりませんが、有料メルマガは、時間や労力、場合によってはお金を注ぎ込み、会員数を増やしていく、リアルタイム更新のシビアなソーシャルゲームなのです。毎日、プレーをしていなければ、会員数は増えないし、場合によっては減少する。また、毎日プレーしていても、間違った選択肢を選べば会員数が減る。そういう厳しい世界なのです。
有料メルマガは「ぬれ手で粟(あわ)」だと思って参戦してきた人たちは、あまりの攻略難度の高さに、モチベーションが低下してしまいます。こうなると、有料メルマガのために時間を割けなくなり、結果、「更新頻度」を守れなくなる。そして、休刊や廃刊を決断することになるのです。
つまり、有料メルマガのための時間は、「(金もうけの手段としての)仕事」ではなく、「(金を消費する)趣味」にどれだけ割けるかという観点で考えるべきなのです。あと、成果の出ない「仕事」を延々と続けられる人間の有料メルマガが、読者から面白いと思われるはずがないことも、ついでに指摘しておきます。
◆「料金」の重要性
有料メルマガにおいては、有料会員数も1つの評価基準ではありますが、究極的には、どれだけの収入があったかが重要となります。会員数が1000人いても、料金が100円であれば、収入は10万円。一方、会員数が200人であっても、料金が1000円であれば、収入は2倍の20万円となるのです。これは極端な例ですが、それだけ「料金」の設定は重要だということです。
経営シミュレーションゲームであれば、料金を100円に設定したら会員数が1000人になって、料金を1000円にしたら会員数が10人になるかもしれませんが、現実の世界において、そんな単純な法則は通用しません。これまた極端な例ですが、その人の有料メルマガが読みたいと思ったら、100円でも1000円でも関係ないという顧客がいるため、料金を100円に設定しても、1000円に設定しても、会員は10人で変わらない、ということもあり得るのです。
実際、料金を下げたにもかかわらず、思ったよりも会員数が増えなかったという事例や、料金を上げたにもかかわらず、思ったよりも会員数が減らなかったという事例は存在します。ただし、料金を上げるという決断は、料金を下げるという決断よりも「重い」ということは覚えておくべきでしょう。また、有料メルマガの市場規模は小さいため、どこかの時点で、会員数の増加は頭打ちとなることも覚悟しておくべきです。
そして、これが最も重要なことですが、「料金」を決定する上で、客観的な「コストパフォーマンス」は無視しなければなりません。そして、自分がモチベーションを維持できる「収入」を、獲得できると予想される「会員数」で割った結果、導き出された数値を「料金」とすべきです。そうでなければ、有料メルマガへのモチベーションを維持することは難しくなります。
ぶっちゃけ、どこまで行っても、有料メルマガは「割高」なのです。いくら、津田大介氏の『メディアの現場』や水道橋博士氏の『メルマ旬報』の文字数がすごいと言っても、毎日届く「新聞」の敵ではありません。もっと言ってしまえば、Web上には、一生かかっても読み切れないほどの情報が、無料で公開されているのです。そんなものと「コストパフォーマンス」で勝負できるはずがないのです。
◆彼を知り己を知れば百戦殆からず
結局、何が言いたかったのかと言えば、「彼を知り己を知れば百戦殆からず」という『孫子』の言葉です。要するに、有料メルマガの市場規模を知り、自分がどの程度の更新頻度を維持できるかを知ることが、有料メルマガを継続する上で重要だということです。
有料メルマガを始めて、すぐに撤退するケースも少なくないので、有料メルマガを始める人は、以上のことを参考にしていただければと思います。
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