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  • 【10月27日まで予約受付中!】さんたく!!! テーマソングCD『SUN TAG』!

    2019-10-11 13:01

    さんたく!!! テーマソングCD『SUN TAG』予約受付中!
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    さんたく!!!テーマソング『SUN TAG』のCDがついに発売!
    アニメイトオンラインショップで絶賛予約受付中!!

    2019年3月に開催されたイベントにて披露された

    江口拓也・八代拓ボーカルVer.はもちろん、

    楽曲プロデュースを手掛けた仲村宗悟PのボーカルVer.も初収録!

    さらに、江口拓也&八代拓&仲村宗悟PのMix Ver.も収録された

    豪華収録内容でお届けします!
    江口拓也&八代拓両名の写真を使用した歌詞カード封入!

    【DX版】・【通常版】の2種類をご用意!
    どちらにもポストカード3種がついてきます!

    ★ポストカード3種
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    ★【DX版】★

    さんたく!!! テーマソングCD『SUN TAG』

    A3ポスター3種付き

    3,300円(税込)

    ●ポストカード3種付き(江口拓也、八代拓、仲村宗悟P 各1枚)
    ●A3ポスター3種(江口拓也・八代拓)
    DX版には江口拓也・八代拓のここだけでしか手に入らないA3ポスター3種付き!

    ★A3ポスター3種
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    ●収録内容

    曲名:さんたく!!!テーマソングCD『SUN TAG』
    ①江口拓也・八代拓ボーカルVer.
    ②インストルメンタルVer.
    ③仲村宗悟PボーカルVer.

    ★【通常版】★

    さんたく!!! テーマソングCD『SUN TAG』


    2,200円(税込)

    ●ポストカード3種付き(江口拓也、八代拓、仲村宗悟P 各1枚)

    ●収録内容
    曲名:さんたく!!!テーマソングCD『SUN TAG』
    ①江口拓也・八代拓ボーカルVer.
    ②インストルメンタルVer.
    ③仲村宗悟PボーカルVer.
    ④江口拓也&八代拓&仲村宗悟PボーカルMix Ver.

    ★ご予約はこちらから↓
    アニメイトオンラインショップ さんたく!!!

    2019年10月27日(日)23:59まで受付中!

    是非、この機会にご予約を!!!

    注意事項 ※あらかじめ下記についてご了承のうえでお買い求めください
    --------------------------------------
    ※CDジャケット・ポストカード・ポスター画像は制作中のデータとなり、
     変更になる場合がございます。
    ※数に限りがございますため、お品切れの際は何卒ご容赦ください。
    ※表示価格は税込価格となります。
    --------------------------------------












  • 【さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』】ショートストーリー第六話『秋のスープ』

    2019-09-30 18:30会員無料
    さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』
    ショートストーリーを
    チャンネル会員限定にてブロマガで順次配信。

    第六話『秋のスープ
    (作:古樹佳夜)

    ------------------------------------

    ◆◆月見草とスープ◆◆


    まん丸で真っ白い、お月様だ。

    おまんじゅうに見える。

    いや……マシュマロかな?

    半分のお月様はおやつのパンケーキ。

    三日月はかじっちゃったクッキーの形。



    ……ああ、お腹減ったなぁ……。


    「海月君、またですか?」

    「お、お腹の虫がぐぅって鳴いてる」

    「だって、夕飯足んないんだもん……」


    隣に座っているのは、いつものように
    スケッチをしている羊と、
    月明かりで読書をしている月兎だ。


    「ゆ、夕ご飯いっぱい食べてたじゃない……」

    「はい。あれから二時間くらいしか経ってないです」


    二人とも僕を呆れた目で見つめている。


    ちょっと、そんな顔する事ないじゃん?

    「あのさ、僕だって好きでお腹減るわけ

    じゃないんだよ?

    生まれつきこうなんだ。

    羊が急に眠くなって気を失っちゃったり、

    月兎がお日様に当たると

    動けなくなっちゃうのと
    一緒なんだ」



    そう、我慢しようったって上手くいくはずない。
    細かいメカニズムはわかんないけど、
    人それぞれ変えようもない
    特徴ってのがある。

    それに対してとやかく文句をつけるのは、
    バカバカしい。
    考えるだけ無駄ってもんだ。


    「ん
    ……それはとても辛いですね」

    「う、うん……。み、海月君……

    わかってあげてなくて……

    その……ご、ごめんね?」

    「へへ。わかればいいんだよ」


    鈴に同じ事を言ったらため息をつかれたけど、
    さすが、二人は親友だね。
    僕の気持ちをちゃんと
    理解してくれたみたいだ。


    「あ
    あ。それにしたって、お腹減った。

    食堂に何か残ってないかなぁ」

    「ないと思いますけど……」

    「す、鈴兄が『海月が食べ過ぎるから』って、

    厨房の食料庫に、か、鍵をつけていたよ」

    「え!? 鈴ったら何てことを〜〜!」

    「鈴君は食べ過ぎを

    心配しているんだと思います」

    「そんなの知らない!」


    プイッと顔を背けると羊が
    顔を覗き込んできた。
    嗜められているみたいだ。


    「もういいよ!」

    僕は庭の奥に歩いて行く。


    「海月君、どこに行くんですか?」

    「庭の食べものを探すの。

    もしかしたら果物が
    生ってるかもしれない」   

    「お、怒られるよ……。

    か、葛君のことで、

    鈴兄、いつもよりピリピリしてるから……

    み、見つかったら、大変……」

    「本当は庭に出るのも止められましたからね」

    「で、でも、庭先に三人で居るくらいなら……

    ゆ、許してくれるとおも、思う。

    でも、出歩いたら……」

    「う……」


    葛……あいつは神出鬼没で、怖い。
    何考えてるかもわかんないし、
    恐ろしい殺人鬼だ。
    二人の言葉を聞いて
    少しだけビビってしまった。


    「月兎君も葛君が怖いんですか?」

    「ち、違う……鈴兄に怒られるのが……

    嫌なだけ……」


    月兎は鈴のことを誰よりも信頼している。
    だから、なるべく言いつけ
    を守ろうとするんだ。

    鈴も月兎を弟みたいに可愛がる。
    本当にお互い『兄弟』とでも
    思っているのかな?

    たった2つしか違わないのに。
    だいたい、色々行動を指図したり、
    鈴は偉そうなんだよね! 

    僕のことは弟じゃなくて
    子分と勘違いしてるかも?



    「……なんか、腹立ってきた」

    「え、な、なんで?」

    「お腹空きすぎてですか?」

    「違う!!」


    『グゥ
    キュキュ』

    腹の虫が盛大に鳴った。



    「ふふっ!」



    不意を突かれて羊が噴き出した。
    つられて月兎もくっくっと肩を震わせている。


    「言ってることと全然違うじゃないですか」


    羊は珍しくお腹を抱えて笑っていた。
    僕はそれが悔しくて、頬を膨らませる。


    「ねえ! 笑ってないで二人も

    食べ物探し手伝って!」

    「え、え……」

    「そうだ、三人で探そうよ。

    それなら安心でしょ?」


    ようやく笑い終わった羊は、
    ふう、と息をついた。


    「わかりました。

    でも、月明かりだけでは

    少し心もとないです。

    ランプを持ってくるので……」

    「よ、羊君……

    その心配は……

    ないみたい」

    「え……」


    月兎は僕を指差した。
    ハッとして自分の身体を見渡してみる。
    気づかなかったけど、
    僕はさっきから光っていたみたいだ。

    「これなら夜の庭でも歩けますね」



    そう言って羊は笑った。

     
  • 【さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』】ショートストーリー第五話『合わせ鏡』

    2019-07-31 12:00会員無料
    さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』
    ショートストーリーを
    チャンネル会員限定にてブロマガで順次配信。

    第五話『
    合わせ鏡』
    (作:古樹佳夜)

    ------------------------------------
    「僕だって殺したくて殺すんじゃない…… 愛するがゆえだ」 陶酔しきった甘い声音が
    耳にこびりついている。 いつもどこか虚ろな瞳が あの時ばかりは、
    まっすぐと俺を見つめていた。 身体の内側からぞわぞわと
    悪寒がこみ上げてくる。 −−全部、葛のせいだ。 不安のやり場を失って
    怒りで狂ってしまいそうだ。 海月と月兎を部屋に送り届けて、 内側から鍵をかけさせた。
    次は、どうしたらいい?
    勢いよく前に踏み出す足すらも震えて、 俺は今どこに向かって歩いているのだろう? 廊下を踏みしめる度に怒りは冷えていった。 残ったのは底知れぬ恐怖だ。
    「ねぇ鈴君! 待ってください!」
    羊の声だ。 俺を説得するために
    追いかけてきたのはわかっている。
    「待って! 鈴君! お願いです!」
    勢いよく服を引っ張られて思わずのけぞった。 仕方なく立ち止まり、振り返る。 「なんだ羊。お前も早く自分の部屋に帰れ。 でないと葛に……」
    「話し合いましょう、ね?」
    「何を話し合うことがある? 
    あいつは殺人鬼だ」
    「誤解かもしれません。 だって、まだ十分に会話もしてない。 僕たち葛君に会ったばかりじゃないですか」
    「人間を喰い殺すって言ってたぞ?  あの特徴は他人に害を……」
    「ままならないことだってあるでしょ」
    言葉に詰まった。『身に覚えがあるだろう』と、 その瞳が問いかけを発している。 『じゃあ、お前はどうなんだ』と。 −−俺は幼い頃から歌うことが好きだった。 変声前は透き通るような、 鈴を鳴らすがごとくの声だと
    周囲に褒められて育った。 特に褒めてくれたのは母だった。 俺は母に好かれたい一心で歌い続けた。 大人に近づいて声が変わっても、 母は変わらず歌を聞いてくれた。 俺は幸福だった。
    ある日、その状況は一変した。 母が首吊り自殺してしまったからだ。 突然のことに理解が及ばなかった。 初めて経験した『死』が、
    最愛の母だなんて 悪夢と言う他ない。
    それまで意識してこなかった人間の
    終焉はあっけなく、その死に様が
    あまりの惨めさであったことに、 俺は恐怖していた。
    死の原因は判然としなかった。
    誰も自殺を掘り起こそうとはしない。 けれど、残された遺書の最後の一文に、 理由は見え隠れしていた。 『息子の声が甘く爛れて聞こえてくる。 鈴の声は他人を狂わし、誘うのです。』 俺の歌を喜んでくれている
    とばかり思っていたのに。 俺は、俺の声で大切な人の死を
    招いてしまったんだ。−− 羊の言葉は正しい。 俺たちは、同じ穴の貉だ。 本当は葛をあんな風に
    突き放すべきじゃない。 だけど、俺は……
    「何故、あいつは俺だけに好かれようとするんだ」
    「それは……わかりません。僕にも」
    沈黙があり、羊は小さく息を吐く。
    「でも、友達になりたかったのかもって……
    僕は思いました」
    「友達……? 
    それ以上を望んでいただろう。
    俺を殺したいと……」
    羊は頭を振る。
    「葛君は『君の死』を
    望んでないと思います」
    羊の手を振り払って良いものか、
    俺は躊躇いはじめていた。
    「まずは理解しなくちゃ。
    いきなり好きになれなくてもいいから」
    「出来るかどうかわからない」
    「君がいつもしていることですよ」
    「俺はそれほど強くないんだ」
    「でも、鈴君は優しいです」 羊の言葉が心に刃を突き立てる。 ……いや、
    心を抉っているのは言葉じゃない。 自分の醜さだ。 死ぬのはもちろん、
    言うまでもなく怖かった。 けれど、それと同じく……いや、 それ以上に恐れていたのは 自分が持つ『他人に死をもたらした特徴』に 向き合わなければならないことだ。 葛の存在が俺の罪を炙り出している。 俺はこれ以上加害者になりたくない。 だから、『優しい人間』像に
    しがみついているだけだ。 俺の優しさはまがい物だ。 『都合のいい関係でいて欲しいから』、 『一定の距離を取りたいから』、 『踏み込んでほしくないから』、 俺は他人に優しいだけ。 一枚剥けばこんなに醜く、
    利己的なんだ。 だけど−−出来ることなら、
    こんな自分を変えたかった。 自分の感情にようやく気付いた時、 胃の腑が泡立つような
    罪悪感がこみ上げきた。 「……葛に謝るべきなんだろうか」
    「いいえ。言葉を交わせばいいだけです」
    羊の言葉に背を押されて、
    俺は踵を返した。
    「どこに行くんですか、鈴君!」
    「葛の部屋だ」