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記事 3件
  • さんたく!!! 2周年記念放送アンケート実施中!

    2019-04-26 20:00  

    さんたく!!! 2周年記念放送アンケート実施中!




    いつも「さんたく!!!」をご視聴いただきありがとうございます。「さんたく!!!」は2019年5月で本配信から2周年を迎えます。2周年を迎えるにあたり、番組ではアンケートを実施いたします。今後も番組をお楽しみいただくための参考にさせていただきますので、ぜひご協力ください!なお、アンケート結果は5月14日に放送予定の『江口拓也・八代拓の『さんたく!!!』#23~2周年記念スペシャル~』内でも紹介いたします。
    【回答期限】2019年5月10日(金) 23時59分まで【注意事項】※アンケートへの回答とペンネームは必須項目です。入力漏れや誤入力がある場合は、受け付けられません。※第三者の権利を侵害する内容、公序良俗に反する内容、その他番組運営が不適切と判断した投稿はお受けできません。※回答いただいた内容の一部については、当番組、当番組公式ツ
  • 【さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』】ショートストーリー第二話『僕の神様』

    2019-04-24 19:40  
    さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』ショートストーリーをチャンネル会員限定にてブロマガで順次配信。第二話『僕の神様』(作:古樹佳夜)------------------------------------神様は仰った。
    『もうじきお前は死ぬだろう』
    僕は驚かなかった。生まれた時より、死を感じなかった日はない。それでも、心を保ち日々を生きてこられたのは、夢ノ淵院で最期の時を過ごしたからだった。

    用意された三つの選択肢には、
    自分の生を仲間の命で贖えるというものもあった。
    けれど『死』は僕自身に課せられた運命だ。誰であろうと代わることはできない。僕は『自死』を選んだ。

    僕の選択に、神様は良いとも、悪いとも告げなかった。
    ただ、目には見えないその両手で、しかと抱かれた感覚があった。何故なのか……その腕もまた、震えていた。

    『ここで安らかに終わることも出来る』
    僕は浅く頷く。
    『けれどお前は、まだ悔いを残している』
    神様は僕の全てを承知しているようだった。
    言い当てられた途端に涙が溢れ出す。
    神様は僕の言葉を待っている。
    「僕はまだ紫郎に別れを告げていない。無言で去れば、彼はまた独りになってしまう。そんなのは嫌だ……」
    『他人のために涙を流せるようになったのだな』
    神様が耳元で囁いた。聞き覚えのある甘く掠れた声だった。確信はないけれど、僕らの神はすぐそばに居たのかもしれない。
    『いいだろう。今より数日の猶予を与える。お前の運命を変える事は出来ぬが、為すべき事をせよ』
    「はい、神様」

    『ゆっくりと、目を開けろ……』
    気づくとそこは医務室だった。
    ✳︎
     
  • 【さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』】ショートストーリー第一話『マナ』

    2019-04-05 19:00  
    さんたく!!!朗読部『羊たちの標本』ショートストーリーをチャンネル会員限定にてブロマガで順次配信。
    第1話は3月31日放送で冒頭を朗読した『マナ』編。

    (作:古樹佳夜)その日、僕は春の匂いで目が覚めた。
    窓を開けると、屋敷の裏手は満開の白い花で埋め尽くされていた。あれはたぶん、草苺だ。照り出した朝日に花がほころんで、甘い香りを放っている。唐突に、喉の渇きを覚える。何か軽いものなら口にできそうな、そんな気分だ。こんなことはとても珍しい。僕は急いで身支度をして部屋を出た。一瞬、隣室の紫郎を起こそうかと思ったが、彼が人一倍の低血圧で寝起きが最悪であることを思い出し、止めた。


    「瑠璃……?」
    声に気づいて振り向くと、茂みの向こう側から柔らかそうな銀髪がのぞいた。新緑よりも深い緑色の目が僕を捉えてホッとしたように垂れ下がる。
    「サーシャ。どうしたの? 早起きだね」「うん……気づいたらまた外にいた。 きっとアレキサンドラのせいだ」「ああ、そうだったんだね。 夜中は羊と一緒に過ごしていたのかな」「いや。アレキサンドラは 標本室に居たに違いない」
    『標本室』。不意に発せられた言葉に、胸を掴まれたようだった。あの部屋に長居するのは、良い影響を受けないだろう。殊に、サーシャの場合は。「……あんまりあそこに行っちゃダメだよ」「俺に言われても」「アレキサンドラに言い聞かせて」サーシャの眠りは羊同様に浅い。彼の中にいる何人かの人格が、ひっきりなしに身体を使って夢ノ淵院を彷徨っている。サーシャ自身もその行動を制御することは出来ないのだ。