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西村仁美【とりあえず行ってみる】vol.6「事が起きてからでは遅すぎるいじめ問題」その1
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西村仁美【とりあえず行ってみる】vol.6「事が起きてからでは遅すぎるいじめ問題」その1

2012-02-17 08:17

    週刊 石のスープ
    定期号[2012年2月17日号/通巻No.28]

    今号の執筆担当:西村仁美
    ※この記事は、2012年2月に「まぐまぐ」で配信されたものを、「ニコニコ・チャンネル」用に再配信したものです。




    ■いじめで建物の4階から飛び降りようとしたゆう子

     やんちゃ和尚から昨年の秋連絡があった。愛知県岡崎市にある浄土宗「西居院」の住職、廣中邦充さん(61歳)だ(以下、やんちゃ和尚とする)。
     やんちゃ和尚は、引きこもりや不登校、自傷行為などに苦しむ子どもたちをお寺で無償で引き取ったり相談活動をしたりしている。子どもたちの頼もしい「おじさん」だ。そんなやんちゃ和尚が今、関わっている相談ケースの話をした。
     以前取材協力させて頂いた本がきっかけで、時々連絡を取り合うようになっていた。そんな中で出た話だった。

      学校でのクラスメートによるいじめで、それを苦に小学6年生のゆう子(仮名。12歳)が自宅のある建物の4階から飛び降りようとしたということだった。当時、お母さんが、仕事関係で足を怪我し、会社で休みを取って自宅にいたため、たまたま子どもの異変に気付くことができた。玄関先の外の渡り廊下の壁から飛び降りようとするゆう子を目にし、無我夢中で引き留めた。なんとか事なきを得たが、一歩間違えばとんでもないことになっていたという。学校にその件を訴えたが学校長や担任教師から謝罪すらなかった。それで関東圏内にある市の教育委員会にゆう子とお母さんと共に自分がこれから話を持って行く、と大変憤慨ながら話すのだった。
     
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