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【結城登美雄の食の歳時記#1】どうなってしまうのか日本の主食は(麦編・その1)
コメ0 THE JOURNAL 143ヶ月前
今日からアップする「結城登美雄の食の歳時記」は、民俗研究家で「地元学からの出発」(農文協)の著者、結城登美雄さんの“幻”の記事です。結城さんがこれらの記事をラジオ用に書いたのは2006年のこと。本人から記事の掲載の許可を得ていたのですが、なかなかアップできずにいました。というのも、さすがに統計は古く、...
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佐藤藤三郎(農民作家):私が「山びこ学校」で学んだこと
コメ0 THE JOURNAL 143ヶ月前
農民であり、作家としても活躍する佐藤藤三郎さんは現在77歳。山形県山元村(現上山市)で育った佐藤さんは「山びこ学校」の舞台である山元中学校の卒業生であり、無着成恭氏の教え子の一人です。今回は山形の家にお邪魔し、新著「ずぶん(自分)のあだま(頭)で考えろ─私が『山びこ学校」で学んだこと」(本の泉社)に込...
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結城登美雄:日本農政への代替案「CSA」─参加と負担が担い手をつくる
コメ0 THE JOURNAL 143ヶ月前
作り手は食べものを作りながら、自分で価格を設定できない。テレビやカメラと同じようにメーカーでありながら、メーカー希望小売価格は存在しない。市場に出してみなければ値段が決まらない。 そんな農業の世界で、どうして後継者が育つのだろうか。 21世紀を目前にした2000年、我が国にはまだ389万人の農業者がいた...
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結城登美雄:鳴子の米プロジェクト─「消費者」から「当事者」へ
コメ0 THE JOURNAL 143ヶ月前
地元学は、その土地の人びとの声に耳を傾け、そこを生きる人びとに寄り添って展開されるものであるが、ときに時代の課題に相渉り、格差社会に抗って展開されるものでもある。たとえば宮城県旧鳴子町で2006年から取り組まれている「鳴子の米プロジェクト」は、大規模化を進める日本農政が切り捨てた小農の米づくりを地域...
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結城登美雄:地域が「ぐずぐずと変わる」ための「地元学」
コメ0 THE JOURNAL 143ヶ月前
自分が暮らす地域をよくしたいと思うのは、誰もが抱く願いのひとつだが、この国ではそれがなかなかうまくいかなかった。 都市であれ地方であれ、そこに住む人びとがいつのまにかバラバラになっていて、地域づくりの役割を行政に丸投げしてしまっていて、そのクセから抜け出せないでいる。 一方、住民から託された地...
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結城登美雄:「ないものねだり」から「あるもの探し」へ
コメ0 THE JOURNAL 143ヶ月前
人間というものは身近にあるものよりは、遠くに隔ってあるものを価値の対象にしてしまう心性をもっているという。隣の芝生がいつも青く見えてしまったり、幸せは山のあなたの空遠くにあると思い込んでしまう不思議な心理。「近代化」とは、そうした人間心理の上に成り立ってきた。先進地は西欧で日本は遅れている。だ...
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甲斐良治:食料自給・地産地消を輸出する――世界に広がる農産物直売所
コメ0 THE JOURNAL 186ヶ月前
「高野論説」――「日本の“モノづくり”精神の大元はどこか?」激しく同意しながら拝読。とりわけ「稲作と漁撈を中心とする日本型は、耕地の42%が中山間地にあって、そこでの里山的な森と田畑との循環的な生活技術とそれを担う家族労働 集約的な小規模農家こそが主体と位置づけられるべきである」とのご指摘は、昨今安直な...
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甲斐良治:ゆっくりと?
コメ0 THE JOURNAL 214ヶ月前
もうご覧になった方も多いと思いますが、本日の朝日新聞夕刊1面連載「ニッポン人脈記」―「ゆっくりと<9>」に不肖・甲斐が故郷・宮崎県高千穂町の3人の若者とともに登場しています。朝日新聞、都丸記者の取材は1月2日。ホントに「ゆっくりと」でした。ちなみに明日の最終回は、私の大師匠、結城登美雄・吉本哲郎と...