-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.19 「新基地建設の是非」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
新基地建設の是非 米軍普天間飛行場の辺野古移設は必要か。その疑問は、実は防衛省内にもあった。地方協力局長の井上源三は2009年10月12日、米国務次官補キャンベルらに尋ねた。 「グアムの海兵隊だけで(東アジア)地域の十分な抑止力を持つのではないか。不測の事態には伊江島(補助飛行場)と下地島(空港)が補...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.18 「『抑止力』の虚構」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
「抑止力」の虚構 普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編は民主党政権下の2012年2月に大きな転機を迎える。日米両政府が同飛行場の名護市辺野古移設を進めるため、それまで普天間移設と「パッケージ」と説明してきた在沖米海兵隊のグラム移転や嘉手納より南の米軍5基地の返還を、普天間移設から切り離したのだ。その...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.17 「国務長官『呼び出し』」(琉球新報提供
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
国務長官「呼び出し」米国務長官クリントンと駐米日本大使藤崎一郎の会談を、ワシントンの日本大使館が日本メディアに連絡したのは予定の約2時間前だった。 2009年の12月21日。大使館が各報道機関に「至急・重要」とのメールを一斉に送ったのは午前10時半すぎ。「本日12時30分より会談を行う」と伝える内容だった...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.16 「『年内結論』の背景」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
『年内結論』の背景米軍普天間飛行場の県外移設協議に関し、2010年4月に外務、防衛両省の実務担当者を首相公邸に集めた秘密会合の中身が翌日報道され、首相の鳩山由紀夫(当時)は大きなショックを受けた。 〈会ったことも内密にするはずだった。意思疎通を図りながら秘密裏に協議しようと誓ったにもかかわらず、なぜ〉...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.15 「面従腹背」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
面従腹背 涙を浮かべ、就任わずか8カ月余りでの退陣を表明してから約3年。元首相の鳩山由紀夫はことし5月、国会議事堂周辺の事務所でくつろいだ様子を見せた。苦悩に満ち、うつろな目をしていた在任終盤の表情はない。 昨年11月、首相野田佳彦が衆院を解散したのを機に、26年身を置いた政界から引退した。今は国内外で...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.14 「脱官僚・脱米依存に反撃」(琉球新報提供
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
脱官僚・脱米依存に反撃2009年の民主党政権発足直後から防衛省防衛政策局長の高見沢将林らが、普天間移設などの在日米軍再編見直しを掲げた新政権を批判する発言を米政府に水面下で伝えていたことが明らかになっている。高見沢は本紙の再三の取材申し込みに応じていないが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.13 「防衛省の進言」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
防衛省の進言駐日米大使ルースと顔を合わせた防衛省防衛政策局長の高見沢将林が口を開いた。論点は、近く予定されていた米国防長官ゲーツの来日についてだった。 「米軍普天間飛行場の移設問題では、長官から北沢俊美防衛相に米側の考えを率直に話すことが不可欠だ。普天間問題は防衛相にとって最優先事項になる」-。...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.12 「地位協定改定」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
地位協定改定米ワシントンのレストランで、2009年8月に開かれた日本の衆院選見通しに関する在米日本大使館職員による非公式の説明会は、米議会議員の秘書に唐突に呼び掛けられたものだった。 秘書らは同月末から米シンクタンクが主催する約1週間の日本視察に関する予定だった。東京や大阪、京都を訪れ、日米関係ほか日...
-
日米廻り舞台 検証フテンマ 第2部官僚の壁 vol.11 「妨害の始まり」(琉球新報提供)
コメ0 友紀夫・享・大二郎・孟が構想する 「東アジア共同体」 129ヶ月前
妨害の始まり2009年8月の衆院選を約1カ月半後に控えた同年7月19日。民主党公認候補(当時)の玉城デニーの応援演説をするため、沖縄市民会館で登壇した党代表・鳩山由紀夫(当時)は、ホールを埋め尽くした聴衆を前に、県民の大きな期待を感じていた。熱気と高揚感が会場を包んでいた。米軍普天間飛行場の返還・移設問題...