手足の指紋が人それぞれ独自のものであるように、
声紋(声の音声波形)も独自のものです。
つまり特別何か違いを生み出してやろうと意識せずとも、
声=その実況者の個性、オリジナリティーということになります。
しかし現実には様々な要因から
「ありふれた人のように聞こえてしまう=聞き手の印象に残らない」
という現象が起こることが多いでしょう。
2つ前の章でもお話ししたように、
ゲーム実況者は総合力勝負であり、自分で自分を売り込む必要がある以上、
実況者としての自分の良さを自分自身が把握することが
とても大切になってきます。
◆自分の持ち味は何なのか?
私の周りの、多くの支持を集めているゲーム実況仲間を見ていると、
皆ほぼ例外なく、自分の持ち味を自分でわかっています。
そして、それの出し方を知っており、ある程度の定跡化もできています。
◆自分のポリシーは何なのか?
新しく彼女を作るのと、今いる彼女を離さないようにするのでは
掛けるべきエネルギーが全く違う
などということをよく聞く気がしますが、
おそらくこれと似たようなことで、
やはり他の実況者を見ていると
すでに知ってくれているファンを離さない、離れさせないようにしているものは
持ち味よりもポリシー(やり方・考え方・生き方など)である場合が多いように感じます。
今回はこのあたりのことについて、
自分の視点からお話ししてみたいと思います。
【持ち味について】
私がゲーム実況を始めた2009年2月当時、
すでにたくさんの実況者が活躍していました。
「この中に割って入るためには何が必要だろう?」
やはりそういうことを開始当初ものすごく強烈に考えていました。
ほぼ週刊セピア
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