人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
昨年の12月20日に映画『アイデン&ティティ』20周年記念のイベントを催した。場所は当時、上映された映画館にしたかったのだが、今は無く、せめて初上映日にだけは合わせたいと、平日だったけど渋谷のライブハウスをお借りした。
その映画の主演に抜擢されたのがバンド“GOING STEADY”を解散して間もなかった峯田和伸、通称“ミネタン”(たぶん僕らしか呼んでないだろうけど)。
ミネタンが監督の田口トモロヲ氏と、原作者の僕に「今年、20周年ですよ、何かやりましょうよ」と、声を掛けてくれたのだ。
「もう、そんなになるか」