閉じる
閉じる
×
近年は意識の高い映画人が多くなり、作品を通して現代の問題点を訴えかけようというのが、かなり目立つようになってきた。もちろん、そうした意識を持つことも、そうした作品自体も尊いものであることは大前提としてある。
ただ、そうした作品ばかりになっては、どうも息苦しくもなる。映画の効能として、現実逃避というのも大きい。せめて映画を観ている間くらいは、つらい現実を忘れることができる――。それもまた、映画の重要な役割だ。
そんな時は旧作、中でも新東宝の映画はありがたい。徹底して現実離れした娯楽を作り続けてくれたので、その作品を観ていると心が和むのだ。
今回取り上げる『花嫁吸血魔』も、そんな一本だ。タイトルからして意識が低い感が強いが、さすがは新東宝、我が期待を裏切らない。
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
チャンネルに入会して、購読者になればこのチャンネルの全記事が読めます。
入会者特典:当月に発行された記事はチャンネル月額会員限定です。
週刊文春デジタル
更新頻度:
毎週水,木曜日
最終更新日:2024-11-21 05:00
チャンネル月額:
¥880
(税込)
ニコニコポイントで購入
この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。