モーター大手のニデック(旧日本電産)は二月十四日、岸田光哉副社長(64)が四月一日付で社長兼CEOに就く人事を発表した。任期は四年。創業者の永守重信会長兼CEO(79)は代表権を保持したまま、「グローバルグループ代表」という新たな肩書きを持つ。
「ニデックは積極的なM&Aで業績を拡大し、昨年三月期連結決算では売上高二兆円を突破しました。ただ、積年の課題は後継者問題。永守氏は二〇一〇年代から外部人材を三人登用してきましたが、いずれも失格の烙印を押された。そんな中で“四度目の正直”として、新社長に就くのが岸田氏です」(銀行関係者) 
週刊文春デジタル